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au Starlink Direct、軌道追加でつながりやすく

KDDIは、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」において、7月17日までにつながりやすさが向上したと発表した。SMS送受信にかかる時間は従来の2分以内から30秒以内へと大幅に短縮された。

つながりやすさの向上は、追加された衛星軌道の使用が許可されたことを受けたもの。衛星からの電波が追加発射され、日本の国土に対し衛星通信がより高密度になり、スムーズに利用できるようになった。夏季休暇や台風シーズンを控え、さらなる安心感を提供するとしている。

au Starlink Directは、auの対象プラン契約者は追加料金無しで利用可能。他社回線利用者も月額1,650円で利用できる。

なお、「au Starlink Direct」の接続者数が7月10日に100万人を突破したことも明らかにされている。

ヤマレコ、圏外でも「緊急SOS」発信可能に

このほか、登山地図アプリを提供するヤマレコは、「YamaReco」(ヤマレコ)のスマートフォンアプリにおいて、山岳遭難時に救助要請できる新機能「緊急SOS」の提供を開始した。この機能は「au Starlink Direct」に対応し、携帯電話の電波が届かない山間部など、圏外エリアからでもメッセージの送信が可能。ヤマレコとKDDIは5月、山岳遭難の救助について実証実験を実施していた。