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KDDI、GPSとスターリンクを使う従業員安否確認サービス

KDDIは、GPSやスターリンクを活用し、災害時などに従業員の安否を確認するサービス「ロケーション安否確認」を12月19日から提供開始する。月額の利用料は、1IDあたり150円(100IDの場合)。月額利用料が3カ月間無料になるトライアルキャンペーンが2026年6月30日まで実施される。

「ロケーション安否確認」は、従業員のスマートフォンの位置情報(GPS)を活用し、被災地付近に滞在する従業員に対して安否確認連絡を自動送信し、回答を収集・可視化するクラウド型サービス。居住地・勤務地から離れている状況でも高精度に従業員の安否確認が可能で、安否回答が無い場合、家族への連絡などを迅速に進められる。マルチキャリア対応で、au以外のスマートフォンでも同様に利用できる。

また、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」にも対応。従業員がauの対象端末を利用している場合は、圏外エリアなどに滞在していても安否を確認できる。

管理者画面は、従業員の位置情報をマップ上で直感的に確認できるシンプルなUIを採用。同じ画面で従業員の安否回答の集計状況も把握でき、管理者の安否確認作業の負担を軽減する。

管理者画面

安否回答依頼が届いた従業員は、スマートフォンのアプリ上で、自身の状況を選択するだけで回答が完了する。

スマートフォンアプリの回答画面

KDDIのインフラと堅牢なデータセンターを活用して運用。国内の東西エリアでサーバーの冗長化も行なっており、大規模災害など有事の際にもサービスを継続する。