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セイコーの歴史的ダイバーズウオッチが集結 日比谷で60周年イベント

セイコーウオッチは、セイコーのダイバーズウォッチの誕生60周年を記念した展示イベントを東京ミッドタウン日比谷で開催する。期間は7月4日~6日の3日間。

今回開催される「Seiko Diver's Stream ~60年の軌跡~」は、1965年に誕生した「セイコーダイバーズ」の軌跡を、実物とともに紹介する展示イベント。歴史的な製品や偉業を成し遂げた名機を中心に紹介されている。

また、最新モデルの展示や腕に乗せられるハンズオン、ブランドアンバサダーを務める大谷翔平選手が着用したスーツの展示なども行なわれる。

大谷翔平選手が着用したスーツの展示

このほか、60周年記念の企画の一環として、2026年に商品化予定の「1965ダイバー新モデル」について、4種類のカラーから最も人気を集めたモデルを商品化する人気投票企画も実施されている(投票はWebサイトでも可能)。

1965ダイバー新モデル 人気投票企画

会場は東京ミッドタウン日比谷のアトリウム(1階エントランス)。開催時間は11時~19時。入場無料。LINEで友だち登録を行なって参加する。

国産ダイバーズウォッチの幕開け

展示について
1965年発売、国産初のダイバーズウォッチ。南極観測隊や冒険家に愛用された
オリジナル。「1965ダイバー」として現在もデザインコンセプトが継承されている

極地への携行

1968年、手巻きもできる10振動のハイビートメカニカルムーブメントを搭載。ワンピース構造の300m防水。1970年に松浦輝夫氏と植村直己氏が携行しエベレスト登頂に成功した
オリジナル。「1968ダイバー」として現在もデザインコンセプトが継承されている
1970年、150m防水と独特のフォルムでタフな性能を実現。植村直己氏が1974~76年の北極圏12,000kmの犬ぞりの旅に携行
オリジナル。1970ダイバー、ファンからは植村直己モデルと呼ばれることも
1975年、ある潜水士からの手紙をきっかけに開発。チタン外装で飽和潜水に対応する600m防水。独自の外胴ケースも特徴で、愛称は「ツナ缶」
オリジナル。現在もプロフェッショナルのカテゴリーでデザインが継承され、1,000m防水になっている
1982年、世界初のアラームとクロノグラフを搭載した「アナログ+デジタル」のダイバーズウォッチ。1984~86年に南極越冬隊、1988年に日中ネパール登山隊がエベレスト登頂に使用
オリジナル。「ハイブリッドダイバーズ」として後継モデルが発売されている

偉業と受賞

2014年、1,000m防水の2製品をJAMSTECの無人探査機「かいこう 7000II」に取り付けてテスト。公称値の3倍以上となる、水深3,000m以上でも動作することが確認された
写真の破損は浮上時の影響とのこと
テスト時の映像
メカニカルモデルは水深4,299mまで動いていたという
2018年、1968ダイバーの復刻モデル「SBEX007」が、ジュネーブ時計グランプリにて、セイコーのダイバーズウォッチ初の「スポーツ部門」賞を受賞
SBEX007

最新モデルのタッチ&トライ

最新の4機種はこのような形でタッチ&トライが可能
1968ダイバーのGMT。SBEJ029
1968ダイバーのGMT、60周年記念限定モデル。SBEJ027
王道デザインの1965ダイバー。近年になって300m防水にスペックアップした。SBDC197
1965ダイバー、60周年記念限定モデル。SBDC213
最新モデルの一部で採用されている、長さの微調整が可能なバックル。専用の両側プッシュボタンを備え、バックルを開けずに操作できる
最大約15mm、約2.5mmずつ6段階の調整が可能
微調整の機構

最新モデルの展示

フラッグシップのマリンマスター。SBDX065
SBDX063
SBEN007
1968ダイバー、GMT。SBEJ009
SBEJ011
SBEJ029
1965ダイバー。SBDC197
SBDC195