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「IGアリーナ」7月13日オープン ドコモの通信設備も充実

愛知国際アリーナとNTTドコモは、「IGアリーナ」を7月13日にグランドオープンする。こけら落とし公演となるのは、大相撲名古屋場所の初日。また、B1リーグ所属クラブ「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」のホームアリーナとして使用されることが決定している。

愛知・名古屋の名城公園内にオープンする「IG アリーナ」は、最大収容人数1万7,000人で、スポーツ観戦に適したオーバル型とコンサートに適した馬蹄型を融合させたハイブリッドオーバル型アリーナ。世界標準の厳しい音響クライテリア(プロのコンサートに利用できる音響特性)が設定され、「国際的なアリーナが具備する設備をすべて備えた本格的なグローバルアリーナであり、スマートアリーナ」と謳う。

NTTドコモにより、施設の通信基盤としてNTTのAPN IOWNが導入されるのも特徴。最大収容人数が1万5,000人を超えるアリーナに対し、開業初年度からIOWNが導入されるのは世界初。IGアリーナと他のイベント会場をリアルタイムでつなぎ、2つの拠点が一体となる演出など、新たなエンターテイメント体験が可能になるという。

また、ドコモのミリ波基地局装置や、アジアのアリーナにおいて初めてとなる「Wi-Fi 7」を導入するなど、通信環境を充実させているのも特徴。

ドコモのミリ波基地局装置(左)、「Wi-Fi 7」(右)

アプリ「IG Arena 公式アプリ」(iOS、Android)が提供され、チケット購入・表示や飲食店のモバイルオーダーが可能。イベントの最新情報、アリーナ内飲食店のクーポンなども配信される予定。

IG Arena 公式アプリ

ホスピタリティでは「d CARD LOUNGE」と「MUFG Suite」を用意。d CARD LOUNGEは2階にあり、各イベントのラウンジ利用券付チケットを購入すると利用できるプレミアムラウンジ。サントリーのジンやウイスキーを用いたバーもある。

「d CARD LOUNGE」入口

MUFG Suiteはアリーナ3階で、全40室のスイートから成るフロア。契約ユーザーは、IGアリーナで開催されるほぼすべてのイベントを観覧できる。専用エントランスからアクセスできる贅沢な空間で、名古屋城を一望できる「IG Castle View Bar」も用意されている。

MUFG Suite
IG Castle View Bar

IGアリーナの所在地は愛知県名古屋市北区名城1-4-1 名城公園内。5階建てで、建物高さは約41m、アリーナ内天井高は約30m。建築面積は約26,500m2、延床面積は約63,000m2。最大収容人数は1万7,000人(立ち見含む)、バスケットボール時は1万5,000人(着席)。飲食店舗・ワゴン店舗の区画は30区画。