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IGアリーナ発の街づくり「IGNAS」始動 ドコモや中部電力

NTTドコモと中部電力、愛知国際アリーナは、7月に愛知県で開業したアリーナ「IGアリーナ」を起点に、未来の街を共創するプログラム「IGNAS(イグナス)」を開始した。

IGNASは、IGアリーナでの体験向上や周辺地域の回遊性向上、持続可能な街づくりなどを通じた未来の街の共創を目的としたプログラム。3月からNTTドコモと愛知国際アリーナが推進してきた「IGアリーナドリームプロジェクト」の第2弾の取り組みとなる。

IGNASの始動にあわせて、スタートアップを含む幅広い企業を対象にアイデアの募集を開始した。テーマは「コミュニティ」、「DX」、「エンタメ体験」、「サステナビリティ・レジリエンス」、「モビリティ」、「フリーテーマ」の6つで、応募期間は2026年1月12日まで。

採択された企業には、IGアリーナおよび周辺地域を実証フィールドとして提供するほか、有識者によるメンタリングやPR支援、事業連携、投資検討などのサポートが行なわれ、26年2月から6月にかけて3社と共同で実証実験を進めながら、各テーマごとの課題解決に取り組む。

募集テーマの詳細は以下の通り。

  • コミュニティ:興行前後の観光・地域回遊など顧客体験の向上とコミュニティづくりによる関係人口の増加
  • DX:チケッティング、人流・混雑緩和、館内ICT化などによる運営効率化と顧客体験向上
  • エンタメ体験:スポーツ・音楽・飲食体験など、アリーナ発の新たなエンターテインメント価値の創造
  • サステナビリティ・レジリエンス:地域資源循環・防災などをテーマとした取り組みによる環境負荷低減・災害対応力強化
  • モビリティ:名城公園周辺でのマイクロモビリティや広域連携型モビリティの実証・事業化による回遊性・アクセス性の向上
  • フリーテーマ:上記に限らず、アリーナと地域の未来を拓く新たなアイデア・テクノロジー全般による価値創造