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愛知に1.7万人収容の「IGアリーナ」 25年7月オープン

©Aichi International Arena Co.,Ltd.

愛知国際アリーナは、2025年7月に開業する愛知県新体育館の名称を「IGアリーナ」に決定した。IG証券など日本を含む世界19拠点で事業を展開する「IGグループ」がネーミングライツを取得した。

IGアリーナは愛知県名古屋市の名古屋城を臨む名城公園の一角に位置し、最大収容人数は国内アリーナ最大級となる17,000人(立ち見含む、着席は15,000人)。そのほか、1,900人をおもてなしするホスピタリティエリア等、ハード面、ソフト面においてワールドクラスの機能を備えたスポーツ・音楽のハイブリッドエンターテインメントアリーナになるとしている。外観デザインと内装の一部は隈研吾建築都市設計事務所が手掛けている。

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「スマートアリーナ」を掲げ、安全でアクセシブルな動線設計、国内アリーナでは類を見ない飲食の多店舗展開、キャッシュレスやモバイルオーダー等を実装する。ホスピタリティエリアでは、スイートルームやラウンジ、食材にこだわった食事などのサービスを提供する。飲食店舗・ワゴン店舗区画は約30区画。

グランドオープンは、7月13日に初日を迎える大相撲名古屋場所。Bリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズの本拠地となるほか、2026年9月から10月に実施される名古屋アジア・アジアパラ競技大会の会場となる。また、音楽イベントの誘致活動が進められている。

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発表会で登壇した愛知県の大村秀章知事は同県での2024年の動きについて、3月16日にフルオープンを迎えるジブリパーク、10月にオープンする日本最大のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」など、愛知から世界へ発信していく様々なプロジェクトを展開していると説明。2025年開業のIGアリーナでは、IGグループと協力しながら、官民一体となって世界最先端のグローバルアリーナ、スマートアリーナを目指すと述べた。

IGアリーナの事業主体は愛知県、管理運営は株式会社愛知国際アリーナ。所在地は愛知県名古屋市北区名城1-4-1 名城公園内。規模は、建築面積26,500m2、延床面積63,000m2、5階建て、建物高さ41m、アリーナ内天井30m。

IGグループはイギリス ロンドンに本社を置くグローバル・フィンテック企業。ネーミングライツ取得の狙いについてIG証券(IGグループ日本法人) 代表取締役 古市知元氏は、宣伝効果のみならず、世界最高のエンターテイメント経験によりポジティブな気持ちと結びつけられることに期待すると説明した。

また、愛知国際アリーナ構成企業としてアンシュッツ・エンターテイメント・グループ(AEG)が参画しており、国際イベントの誘致等に関わる。

左から、愛知国際アリーナ 代表取締役社長 鷺徳次氏、愛知県 大村秀章知事、IG証券 代表取締役 古市知元氏