ニュース

アマゾンの衛星インターネット、2回目の打ち上げ成功 合計54機に

Amazonは、低軌道衛星によるブロードバンド・インターネット接続サービスを目指す「Project Kuiper」(プロジェクト カイパー)について、2回目の打ち上げに成功したと発表した。4月に実施した1回目と同じ27機の衛星が軌道に投入され、合計54機となった。

1回目は4月28日に実施されたミッション「KA-01」で、米国・フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたULAの「Atlas V 551」ロケットにより、量産型の衛星27機が軌道に投入された。

1回目の打ち上げミッション「KA-01」の様子

2回目となる今回は6月23日にミッション「KA-02」として実施。1回目と同様の内容で、衛星27機が軌道に投入された。これにより、Project Kuiperで投入された衛星は合計54機となった。

Project Kuiper

Project Kuiperは3,232機の衛星を投入する計画で、打ち上げ回数は80回以上を予定している。衛星の高度は地上から590~630km。下りの通信速度は標準型アンテナで400Mbps、一部機関・企業向け大型モデルで1Gbps、超小型モデルで100Mbpsになる見込み。サービス開始は2025年後半を予定する。

「Project Kuiper」のアンテナ