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高輪GWシティで“働く”ロボット・モビリティが集結 ロボバスから犬型まで

はたらくロボットが集合するイベント「TAKANAWA GATEWAY CITYロボットフェス」が2月20日~2月22日の日程で開催されています。

一般の来場者を対象としたロボットの体験イベントで、会場はJR高輪ゲートウェイ駅の南口を出て左手の場所(THE LINKPILLAR 1 SOUTH 前および、同2階 融合エントランス)。時間は11時~17時(屋外のイベントは12時30分~17時)。入場は無料となっています。

将来は人型ロボットの導入も

3月28日にグランドオープンを迎える複合施設「TAKANAWA GATEWAY CITY」が、独自に構築している“未来の街”のイメージを体験してもらおうと企画されたイベントです。

TAKANAWA GATEWAY CITYは街専用のアプリを開発して配達ロボットと連携するなど、独自の取り組みをしています。今回、そうした表に出てくるロボットのほか、普段は来館者の目に触れない裏方のロボットも数多く展示されています。

加えて、TAKANAWA GATEWAY CITYは暮らしの実験場というテーマも掲げており、実用化前のモビリティにも試乗できるなど、近未来の体験もできる催しになっています。

TAKANAWA GATEWAY CITYでは、開業時から警備や清掃のロボットを試行してきましたが、この1年で配達ロボットがオフィスの席まで届けるなどロボットの実用化が高まったといいます。また、メーカーの異なるロボットが同じ環境で安全に動けるようなプラットフォームも1年で調整したそうです。

現状では20数台のロボットが働いていますが、グランドオープン後は定型業務のロボットだけで40台ほどに増やす計画とのこと。人型ロボットにも注目しており、例えば案内係や物を運ぶといった用途で導入できないか検討しているといいます。

TAKANAWA GATEWAY CITYでは、「見えているところ、見えていないところのどちらでもロボットが活躍する取り組みを通じて、未来の街を感じてほしい」としています。

自動運転バスから犬型ロボットまで

会場では15種類のロボットやモビリティが展示されています。一部は会場でもダウンロードできるアプリで試乗予約ができます。

「RoboBus」(ピクセルインテリジェンス)は6人乗りの電気自動車。レベル4の公道自動運転を目指しています。現在はオペレーターが同乗しますが、会場では自動運転による走行が体験できます。

RoboBus(ロボバス)
車内
オペレーターによる手動運転も可能
センサーが認識した様子を車内で見られます
有人運転や遠隔監視のために周囲の映像も取得しています

「Rakuro」(ROBO-HI)は、1人乗りの自動運転モビリティ。同種のタイプでは公道走行可能な唯一のモデルだそう。行き先を入力すると操作不要で運んでくれます。

Rakuro(ラクロ)
公道走行に必要な番号などを取得しています

Rakuroの姉妹車となる「DeliRo」は、配達用のロボット。街の中で注文した人にフードを届けるサービスを実施しています。注文者のスマホに表示されたQRコードを読み取ると扉が開く仕組みです。

DeliRo(デリロ)
ペイロード部分
同じくROBO-HIの警備ロボット「PATORO」(手前)も展示されています

「Servi Lift」(Bear Robotics Japan)は自動走行の配送ロボット。屋内専用ですが、エレベーターやセキュリティゲートと連携できるのが特徴です。すでにビル内のオフィス向けにフードデリバリーを行なっています。

Servi Lift(サービリフト)
エレベーターも自動で乗り降りできます
セキュリティゲートも通過可能
ペイロード部分

「R3‐Vac」(LionsBot International)はドライ式の清掃ロボット。カーペット清掃などに向けたもので、コンベンションセンターなどで活躍するそうです。前面のディスプレイに顔やメッセージが表示できます。

R3‐Vac(アール3バック)
清掃したエリアをモニターで確認できるほか、進入禁止区画の設定も瞬時にできます

「HAPiiBOT」(アマノ)はウエット式の清掃ロボット。石材などの床を自動で効率よく洗浄できるマシン。大規模施設に向くそうです。

HAPiiBOT(ハピボット)

「STRIVER II」(オカムラ)はドライ式の清掃ロボット。前を向いたまま前後左右に移動でき、角も清掃できるのが特徴。今後はエレベーターとも連携する予定です。

STRIVER II(ストライバーII)

「KIRA CV 50」(ケルヒャージャパン)は、ドライタイプの清掃ロボットで、家庭用の掃除ロボットを大きくしたようなイメージです。ベンチの下などにも入り込めます。

KIRA CV 50(キラ シーブイ 50)

「ugo mini」(ugo)は遠隔点検ロボット。熱供給設備の点検で使われています。伸縮するアームに付いたカメラで確認作業ができます。

ugo mini(ユーゴー ミニ)
カメラのアームを伸ばしたところ
ugo miniの上位モデルも参考展示されていました。この街ではまだ使われていませんが、アームで接客のジェスチャをしたりエレベーターのボタンを押すことができます

「IBIS 2」(Liberaware)は世界最小クラスという点検用ドローン。小型のため狭いパイプなどの確認ができます。産業用として信頼性の高いパーツを採用しており、こちらも熱供給設備の点検で使われています。

IBIS 2(アイビス ツー)
パイプの中も飛行できる
ドローンのリアルタイム映像

「令和の忠犬 鉢公」(アグリノーム研究所)は、植栽診断ロボット。植木などの健康状態を自動で確認し、枯れるといった問題を防ぎます。将来的には高性能なセンサーを搭載して精度を上げる計画といいます。

令和の忠犬 鉢公
背中部分にセンサーを搭載するマウントがある
搭載予定のセンサーのひとつ

「C-SParX」(セントラル警備保障)は自律型の警備ロボット。AIでカメラの映像を認識し、自動で警備員に情報を伝えます。すでにビル内で使用されています。

C-SParX(シースパークス)
人が倒れていると……
自動で認識して警備員に通報する
正面のタッチパネルでは、来館者が警備員を呼ぶことも可能

「MIMO C3 cargo e-scooter」(MIMO Moter)は電動のスクーター。前の部分に50kgまでの荷物を積めるのが特徴。日本では未発売ですが、欧州ではペットを乗せて使うユーザーもいるそうです。

MIMO C3 cargo e-scooter
折りたたむことができ、この状態では手押しのカートとして使えます。