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Google Home、デバイス連携を強化 Nest CamをTVに小窓表示

Googleは「Google Home」の2025 Springアップデートを提供する。今回のアップデートにより、お気に入りのパーソナライズ機能の強化やNest Camの操作性向上、スマートホームの自動化設定の簡略化などが行なわれる。一部の機能はパブリックプレビューとして先行公開している。

「お気に入り」タブのパーソナライズ機能が強化。スマートフォンやタブレット、スマートウォッチなど、デバイスごとに異なる「お気に入り」画面を設定できるようになる。これにより、外出先ではスマートウォッチで特定のデバイスを、自宅ではスマートフォンで別のデバイスセットを素早く操作するといった使い分けが可能。また、室温や照明、Wi-Fiの状態などを表示する新しいタイルを「お気に入り」に追加できる。近日公開プレビュー版として提供予定。

カメラ機能も強化。Nest Camの映像確認時に、タイムラインの動画をダブルタップすることで10秒間の早送りや巻き戻しが可能になり、見たい場面へ素早くアクセスできる。動画履歴の読み込みも高速化され、よりスムーズな映像確認を実現した。

スマートホームの「自動化」設定も、より少ない手順で直接Google Homeアプリから作成できるようになる。Androidのパブリックプレビュー版で提供中。さらに、在宅時と外出時を判断する「在宅・外出ルーティン」では、新たにメディアデバイスの再生状況を在宅検知に利用可能になった。音楽や番組を視聴している間は、システムが在宅中と判断し、より実態に即した自動操作を行なう。

Google TV Streamerは、ピクチャーインピクチャー機能に対応。テレビ番組を視聴しながら、Nest Camの映像を画面の隅に小窓で表示できる。

このほか、Web版のGoogle Homeで操作できるデバイスも拡充。PCのブラウザから照明の調整や室温設定、メディアのコントロールなどが可能になる。近日公開プレビュー版として提供予定。