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グーグルの家庭向けAI「Gemini for Home」、10月から早期提供
2025年8月21日 13:42
Googleは、家庭向け音声AI「Gemini for Home」を発表した。スマートスピーカーとディスプレイに搭載していた「Google アシスタント」に置き換わる次世代アシスタントで、10月より早期提供を開始する。利用には、無償版と有償版の2種が用意される予定。日本語版の提供時期は未定。
Gemini for Homeは、「Gemini」と同様の大規模言語モデルを基盤とし、家庭内での利便性を高めた機能を搭載する。従来のように「Hey Google」と呼びかけて操作できるが、複数の指示や曖昧な表現にも対応し、より自然な会話での操作が可能になる。
たとえば「寝室以外の照明を消して」や「曲名が思い出せないけど、カーレース映画の主題歌をかけて」など、複雑な指示にも対応。カレンダーの登録、買い物リストの作成、料理中のタイマー設定といった日常業務も音声で一括処理できる。
また、「Gemini Live」と呼ばれる対話型AIも搭載し、料理や修理、育児などのシーンで利用者と会話を重ねながらアドバイスや提案を行なう。たとえば冷蔵庫の中身からレシピを提案したり、故障した家電のトラブルシューティングにも対応する。子ども向けの創作活動にも活用でき、「科学者でプリンセスな主人公の物語を作って」などといった指示にも応える。
今後は対応スピーカーやスマートディスプレイを通じて、Google AssistantからGemini for Homeへの移行が順次進められる見込み。
スマートホームデバイスの生成AI活用では、アマゾン「Alexa」も「Alexa+」として刷新。米国等で段階的に導入開始しているが、日本ではスタートしていない。
Gemini is coming to Google Home products like Nest speakers this fall. Gemini for Home uses the advanced reasoning, inference and search capabilities of our most capable models, making it both more powerful and easier to use.
— News from Google (@NewsFromGoogle)August 20, 2025
