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OpenAI、新コーディングエージェント「Codex」を公開
2025年5月17日 10:19
OpenAIは17日、コーディングエージェントとなる「Codex」のプレビュー版を公開した。複数のタスクを並列処理できるクラウドベースのソフトウェア開発エージェントで、ChatGPTからCodexを立ち上げて、コーディングやコーディングに関する質問への回答、バグの修正、レビュー用のプルリクエストの対応などのタスクを実行できる。
モデルはOpenAI o3をソフトウェア開発のために最適化した「codex-1」を採用。ChatGPT Pro(200ドル)のほか、Enterprise、Teamユーザー向けに順次提供を開始する。PlusとEduへの対応は近日中に予定している。
対象となるChatGPT Proなどの利用者は、ChatGPTのサイドバーからCodexにアクセスし、プロンプトを入力して「Code」をクリックすることで、新しいコーディングタスクを割り当てできる。
各タスクは、ユーザーのリポジトリが読み込まれている独自のクラウドサンドボックス環境で実行。タスクの完了時間は1分から30分程度で、複雑さに応じて変化する。進行状況はリアルタイムで監視できる。
ユーザーは、テスト結果を通じてCodexの動作を確認でき、不確実な場合やテスト失敗に直面した際、Codexエージェントは問題を明示的に通知。ユーザーが判断を下すための情報を提供する。コーディング評価と内部ベンチマークでは、o3-highなどのモデルを上回っているという。
また、マルウェアなど、悪意のあるソフトウェアの開発を目的としたリクエストは、Codexが識別し、拒否する。
A research preview of Codex in ChatGPT