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OpenAI、コーディング特化の「GPT-5-Codex」
2025年9月16日 12:45
OpenAIは、エージェントコーディング用に最適化されたAIモデル「GPT-5-Codex」をリリースした。ChatGPTのPlus、Pro、Business、Edu、Enterpriseプランで利用でき、ターミナルやIDE、Web、モバイルなどあらゆる開発環境でのリアルタイム作業支援に対応する。
GPT-5-Codexは、コードの作成、リファクタリング、大規模な機能追加、テスト作成、コードレビューなど、実務レベルのソフトウェア開発タスクに対応できるよう設計されたモデル。ChatGPTアカウントと連携しており、クラウド上とローカル環境をシームレスに行き来しながら作業できる点が特徴。
従来のGPT-5と比較し、ソフトウェアエンジニアリング向けに最適化されており、コードレビュー能力が高く、OSSのコミットに対する評価では、誤ったレビューコメントの割合を13.7%から4.4%へと大幅に削減し、影響度の高い指摘の割合を39.4%から52.4%に増加させた。
CodexのCLIやIDE拡張機能も再構築しており、スクリーンショット、ワイヤーフレーム、図表を共有しながらコンテキストを伝えることが可能。進行中の作業にはToDoリスト形式で進捗を可視化し、複雑な作業にはより長時間の思考と自律的な修正を行なう設計となっている。
GPT-5-Codexは、APIでの利用にも順次対応予定。利用回数は契約プランによって異なり、Plus、Edu、Businessプランでは週数回の集中利用を想定。Proプランは複数のプロジェクトを含む週全体の作業をカバーできるとする。Businessプランではクレジットを追加購入することで利用回数を増やすことが可能で、Enterpriseでは使用量に応じた共有クレジットプールが提供される。



