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OpenAI、コーディングエージェント「Codex」一般提供 Slack連携も
2025年10月7日 12:51
OpenAIは10月6日、コーディングエージェントの「Codex」の一般提供を開始した。ChatGPTのPlus、Pro、Business、Edu、Enterpriseプランにおいて提供され、Slack連携機能やSDK、新たな管理ツールなどもあわせて公開された。
Codexは、エンジニアが日常的に行なうコーディングやレビュー作業を支援するエージェントで、2025年5月からリサーチプレビューとして提供されていた。
新機能のひとつである、Slack統合ではチームのSlackチャネルやスレッドで「@Codex」をタグ付けすると、会話内容に基づいてタスク・処理を自動的に受け取り、Codexクラウド上で実行。出力結果もSlack上に返信されるため、そのままマージや反復作業に移行できる。
Codex SDKは、GPT-5-Codexを活用したエージェントを独自のアプリや開発環境に組み込める開発ツール。SDKは数行のコードで導入でき、構造化出力やセッション管理にも対応する。現在はTypeScript向けに提供され、今後さらに対応言語が拡大される予定。
新しい管理機能も追加される。ワークスペース内のCodexクラウド環境の編集や削除が可能となり、機密情報の削除や未使用環境の整理に対応できるようになった。Codex CLIやIDE拡張に対しては、安全な初期設定の強制や動作の監視も行なえる。また、分析ダッシュボードで、利用状況やコードレビューの品質を可視化できる。
なお、Codexクラウドタスクは10月20日から利用量にカウントされ、各プランごとの料金体系が適用される。

