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ChatGPTにSlackやSharePointなど社内データ横断検索機能
2025年10月27日 08:00
OpenAIは、業務向けのChatGPTにおいて、社内データに基づいた回答を可能にする「Company knowledge(会社ナレッジ)」機能の提供を開始した。対象はChatGPT Business、Enterprise、Eduの各プランで、10月24日より利用できる。
Company knowledgeは、SlackやSharePoint、Google Drive、GitHubなどの社内ツールと連携することで、プロジェクトや各種資料を横断的に参照し、より的確な回答を提示できる。すべての回答には出典資料情報も明記される。
たとえば、クライアントとの会議前には、Slackのチャンネル投稿やメール、過去の議事録、サポートチケットなどをもとにしたブリーフィング資料の作成が可能。また、「来期の会社目標は?」といった曖昧な質問に対しても、複数の情報源をもとに見解の整理や進捗の違いをまとめて回答する。
同機能の利用は、チャット入力欄下にある「Company knowledge」ボタンから開始でき、初回は連携アプリの接続が必要。連携後は、検索内容や情報参照の様子がサイドバーに表示され、出典元へのリンクから元データの確認もできる。
企業データは暗号化され、OpenAIによる学習には用いられない。管理者は、ユーザーごとの閲覧制限やアプリ接続の管理が可能。


