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S.RIDE、自動運転用の公道データ収集開始 英Wayveと連携
2025年5月12日 12:13
S.RIDEは、AIを活用した自動運転ソフトウェアを提供する英Wayve Technologies(Wayve)と、日本の公道でのデータ収集に関するパートナーシップを締結し、首都圏を中心とした公道データの収集を開始した。
タクシーアプリ「S.RIDE」(エスライド)を提供するS.RIDEは、Wayveが開発する運転支援・自動運転向けAIモデルの学習用に、日本の交通環境や運転特性といった公道データを収集する。
収集対象は、交差点や信号といった道路状況、車両や歩行者の動き、道路周辺の環境など、幅広い交通シナリオについて。これらのデータは、日本の道路事情に適した、安全で高知能なAIを活用する自動運転システムの開発に不可欠なものとする。
データ収集は、東京都内で事業を展開するグリーンキャブと連携して5月12日より開始。以降、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ無線とも順次連携を予定する。収集したデータはAIモデルの学習支援のみに使用される。
タクシーアプリ「S.RIDE」は、ソニーグループが保有するAIとIT技術を活用して開発されたタクシーアプリ。現在の対応エリアは宮城県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、石川県、大阪府の9都府県。