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てんや、ロゴ・店舗デザイン刷新
2025年12月19日 11:54
天丼・天ぷら専門店「てんや」が、ブランドロゴと店舗デザインを一新し、リブランディングする。
「天丼てんや」は1989年9月に東京駅八重洲地下街に1号店を開業。日本の伝統的な食文化である「天丼・天ぷら」を、専門店の品質を保ちながら大衆化することを目指し、日本およびアジア各国・地域に展開している。
ロゴや店舗デザインをリニューアルする理由については、創業時の原点に立ち返り、専門店品質の味をお値打ち価格で提供しながら、人だからできるサービス・心地良い空間・スピーディーな提供にこだわり、誰にでも親しまれる店づくりを目指すという想いを形にするためとしている。
リブランディングでは、創業当時から大切にしてきた価値感を守りつつ、“あなたの街の「てんや」です。”をスローガンに、新たなブランドコンセプト“天丼・天ぷらを食べる喜びでより幅広いお客様の心を豊かに”を掲げる。
旧ロゴでは「天丼てんや」と表記していたが、新ロゴでは「てんや」に変更。左にはどんぶりとそばのせいろを模したデザインを施し、メインのロゴにはてんやの新たな価値訴求のために天丼に加え、天ぷらそばの文字を追加した。
同時に、創業当時からの価値観を継承するという想いから、旧ロゴでも使用をしていた藍色・きび色・朱色を継続して使用する。
メインのフォントには、江戸時代に作られた伝統的な縁起文字「勘亭流(かんていりゅう)書体」を使用し、天丼てんやの「伝統・専門性」を表現。てんやのルーツ、天ぷら文化への敬意を示す象徴として、てんやが本格的な成長期を歩み始めた場所であり、江戸の食文化と精神が息づく街「浅草」の文字を添えた。
ロゴマークは、店舗ごとに順次新しいロゴへ変更するため、当面の間は新・旧ロゴが混在する。
店舗デザインについては24年11月から、改装店舗において試験的に店舗デザインの変更を実施してきた。新デザインは、シンプルに和を表現したデザインで、食事への新たな期待感の演出を図る。
具体的には、入口からの店内の視認性の向上、テーブルサイズ・カウンター席の間隔の見直し、ファミリーなどグループにも対応できるベンチシートやBOX席などの設置を行なう。また、和を意識した素材の照明やテーブルの自然な木目の温かみで、落ち着きと親しみを感じられるデザインとした。
今回のデザイン変更で「商品価値の向上」「サービスの向上」「幅広いシーンでご利用いただける店舗空間」に加え、どんぶりなどの什器の変更を行ない、これまでのてんやにプラスワンの価値の提供を目指す。
新店舗デザインは千歳烏山店、羽田空港第一ターミナル店など20店舗が導入済みで、また11月27日以降、千歳船橋店、桜新町店、高知インター店が新規開店済み、カメイドクロック店が12月19日、イオンモール川口前川店が4月29日に開店する。2026年は新店・改装合わせて27店舗を新店舗デザインとする予定。2028年までの全店改装を目指す。








