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Googleから「Pixel 9a」登場　79900円でAI機能を強化

佐々木翼

2025年4月9日 09:00

Googleは、Pixel Aシリーズの新モデル「Pixel 9a」を4月16日に発売する。Googleストアでの価格は128GBモデルが79,900円、256GBモデルが94,900円。NTTドコモ、au、ソフトバンクでも発売する。カラーはObsidian、Porcelain、Iris、Peonyの4色で、4月9日から予約を開始する。

Pixel 9aは、Pixelシリーズのスタンダードとなる「A」の最新モデル。デザインが一新されており、とくにカメラ周りのデザインが大きく変化。「カメラバー」を取りやめ、丸みを帯びたエッジとフラットなデザインが特徴となる。

Obsidian

Porcelain

Iris

Peony

OSとセキュリティアップデートは7年間

ディスプレイは、6.3型/1,080×2,024ドットの有機EL(pOLED)、傷に強い「Actuaディスプレイ」を採用。2,700nitsの最大輝度と、60～120Hzの可変リフレッシュレートに対応する。OSはAndroid 15を搭載。

Google独自のプロセッサー「Tensor G4」と「Titan M2セキュリティ」チップを搭載し、同じチップを採用するPixel 9 Proと同等のAI性能を実現。7年間のソフトウェア・セキュリティアップデートも提供される。

メモリは8GB、ストレージは128GBまたは256GBの2モデル展開。本体はIP68準拠の防水・防塵性能を備え、FeliCa、NFC、Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6Eに対応。バッテリー容量は5,100mAhで、スーパーバッテリーセーバー使用時は最大100時間の駆動が可能とされる。また、最大7.5Wのワイヤレス充電(Qi)にも対応。

Pixel Aシリーズ初の「一緒に写る」に対応

カメラは48メガピクセルのメインカメラと13メガピクセルの超広角カメラによるデュアル構成。前面カメラも超広角13メガピクセルで、AIによるHDR+、夜景モード、ベストテイク、ボケ補正などの高度な画像処理が利用できる。Aシリーズとして初めてマクロフォーカスにも対応し、花や小物の接写や4K動画の撮影も可能となった。加えてPixel 9シリーズで採用した「一緒に写る(Add Me)」も、Aシリーズでは初搭載。2枚のグループ写真を1枚に合成し、撮影者も含めて全員を写真に収められる。

編集機能では、一連の写真から顔の表情をシームレスにブレンドして、グループ写真を1枚にまとめる「ベストテイク」、自動フレーム機能付きの「マジックエディター」のほか、消しゴムマジックやオーディオ消しゴムマジック、NightSight、天体写真なども搭載する。

「Gemini nano」でパーソナルAIアシスタントを実現

AIアシスタントとして「Gemini nano」を搭載。パーソナルAIアシスタントとして、音声入力や画像生成、テキストの要約・返信作成などを支援。「Gemini Live」により、カメラや画面を共有しながら対話することも可能になった。録音の自動文字起こしや生成AIによる画像生成「Pixel Studio」や画面内を検索できる「かこって検索」なども利用できる。

通話関連では、ユーザーの代わりに電話の保留状態を保つ「Hold for Me(代わりに待ってて)」や、着信に応じる前に、要件などを確認できる「通話スクリーニング」、騒音環境でも通話相手の背景ノイズを除去し、音声を強調する「クリア音声通話」など、Pixel独自機能に加え、新たに「音声絵文字」にも対応。通話中の画面でリアクションを視覚・音で伝えられる。一方で、撮影したスクリーンショットをGeminiを使って関連キーワードや関連情報を確認できる「Pixel スクリーンショット」は、Pixel 9aでは非対応。