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新幹線「のぞみ」、お盆も全席指定

JR東海とJR西日本は、2024年度のお盆において、新幹線「のぞみ」の全席指定運行を実施する。期間は8月9日~18日。東海道・山陽新幹線(東京~博多間)を運転する、全ての「のぞみ」号が対象。

両社が3大ピーク期と定める、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆について、「のぞみ」を全席指定列車とする措置の一環。ホーム混雑の緩和を目的としている。

これまで2023年~2024年の年末年始、2024年度のゴールデンウィークに実施しており、提供できる普通車指定席は1列車あたり約3割(250席)増加。通常1~3号車に設定されている自由席車両に乗車するために、ホーム等で長時間待つ必要がなく、より快適に旅行ができるとする。

なお指定席特急料金はシーズン別に値段が異なり、最繁忙期は通常期に対して400円増し、繁忙期は200円増し、閑散期は200円引きとなる。

これまで通り、東京~新大阪間で「のぞみ12本ダイヤ」も活用。東海道・山陽新幹線を直通する列車を増発するなど多くの列車、座席を用意するほか、年会費1,100円の「EXサービス」では、最大1年前から指定席を予約できる。

対象期間において、新幹線定期券「FREX・FREXパル」を含む、自由席に限り乗車できるきっぷ(自由席特急券等)を所持する乗客は、「のぞみ」号は利用できない。

また、「のぞみ」以外の「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」については、通常通り自由席を設定する。

このほか、列車や駅での利用方法は、概ね今回のゴールデンウィークと同様の対応を予定しているが、具体的な利用方法については、決まり次第駅やホームページなどで順次案内する。