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相鉄、「相鉄ポイント」と乗車ポイント開始 子供の乗車は50%還元

相鉄グループは、共通ポイントサービス「相鉄ポイント」を2024年3月に開始する。「ジョイナスポイント」とそうてつローゼンの「ウェルカムカードポイント」を、相鉄ポイントに統一する。あわせて、乗車ポイントサービス「相鉄ポイントマイル」を開始する。

相鉄ポイントでは、相鉄グループ各商業施設で110円(税込)ごとに1ポイント、そうてつローゼンで200円(税別)ごとに1ポイントためられる。ポイントは1ポイント=1円として、対象の商業施設や店舗で利用できる。

対象となる相鉄グループ商業施設は、相鉄ジョイナス、星天qlay、ジョイナステラス二俣川、相鉄ライフ7施設(三ツ境・さがみ野・南まきが原・緑園都市・やよい台・いずみ野・いずみ中央)、港南台バーズ。そうてつローゼンの対象は50施設あり、そうてつローゼン川崎アゼリア店、そうてつローゼンみろく寺店は対象外。

会員には「相鉄ポイントカード」を発行する。また、「相鉄ショッピングセンター公式アプリ」「そうてつローゼンアプリ」「相鉄Styleアプリ」に、相鉄ポイントの会員登録機能や会員証などを搭載する。各アプリを利用している家族内で、ポイントのシェアもできる。

相鉄ポイントに統一されるジョイナスポイントの会員数は約45万人、ウェルカムカードポイントの会員数は約62万人。利用中のジョイナスポイントとウェルカムカードポイントは、相鉄ポイントに切り替えることで、たまっているポイントを継続して利用できる。2024年度中(予定)までに切り替えを行なわなかった場合、各ポイントは失効となる。

相鉄ポイントマイルは、「相鉄Styleアプリ」に登録し、PASMOで相鉄線内を利用した人を対象に、マイルを付与するサービス。定期券区間内、Suicaでの利用、「相鉄・鉄道全線 1日乗車券」などのフリーパスによる利用は対象外。

マイル付与条件は、同一運賃区間の利用、モバイルPASMO・Apple PayのPASMOの利用、小児の利用、鉄道・バス同日の利用の4つ。

同一運賃区間利用では、同一月内に同一運賃区間10回以上の利用でマイルを付与する。20回以上、30回以上を区切りにマイル付与率がアップする。

モバイルPASMO・Apple PayのPASMOの利用では、利用回数に関わらず、乗車運賃の3%のマイルを付与する。

小児の利用では、利用回数に関わらず、乗車運賃の50%のマイルを付与する。

鉄道・バス同日の利用では、相鉄線と相鉄バスを、同日に同一カードで利用した場合、大人・小児いずれでも10マイルを付与する。

例えば、同一月内に157円区間を20回、モバイルPASMOで乗車した場合、同一運賃区間利用による54マイル、モバイルPASMO利用による80マイルの、合計134マイルが付与される。同一運賃区間利用の内訳は、157円×10回(10~19回目利用分)×3%=47.1(47マイル)、157円×1回(20回目利用分)×5%=7.85(7マイル)。モバイルPASMO利用分は、1回につき157円×3%=4.71(4マイル)で、4マイル×20回=80マイル。

なお付与のタイミングは、同一運賃区間利用分が乗車翌月の月初め、モバイルPASMO分が乗車の数日後となる。

たまったマイルは、1マイル=1ポイント相当として、相鉄Styleアプリで相鉄ポイントに、セブン銀行ATMでPASMOへのチャージに利用可能。相鉄ポイントへの交換は100マイル単位で、交換対象マイルに10%が上乗せされる。セブン銀行ATMでPASMOへのチャージは1マイル単位で、交換手数料として88マイルが必要。

セブン銀行ATMでのチャージのサービスイメージ図

マイルの有効期限は最終利用日から2年間、最終利用日から2年間利用無しで自動退会となりマイルは失効する。