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「都立明治公園」10月31日開園 3つの広場や「誇りの杜」

東京都として初めて「Park-PFI」を活用する形で整備を進めてきた「都立明治公園」が、10月31日に開園する。希望の広場、インクルーシブ広場、誇りの杜、公園管理所等の特定公園施設が利用可能となる。レストラン等の施設は、2024年1月開業予定。

Park-PFIとは、飲食店、売店等の公園施設(公募対象公園施設)の設置と、設置した施設から得られる収益を活用して、その周辺の園路、広場等の公園施設(特定公園施設)の整備等を一体的に行なう民間事業者を公募により選定する制度。明治公園では、東京建物(代表構成団体)、三井物産、日本工営、西武造園、読売広告社、日テレ アックスオン(構成団体)による事業者が整備・管理運営を行なう。

10月31日に開園するエリアは「希望の広場」「インクルーシブ広場」「みち広場」「誇りの杜」。これらは特定公園施設にあたる。

希望の広場は公園の中央に位置する芝生広場で、明治公園のシンボルと位置づけられている。

インクルーシブ広場は包摂性や多様性をテーマにした遊具やワークショップなど、ハード・ソフトの両面で特徴的な体験を演出するとしている。

みち広場は外苑西通りに面する場所で、腰を掛けられるステップベンチや渋谷川水系をオマージュした水景、四季折々の樹木を配置する。

誇りの杜は「100年の杜を目指す」としており、100年後に東京のレガシーとなる杜を実現するため、敷地約7,500m2に落葉樹約508本・常緑樹214本を植樹している。短期的な見た目の美しさにとらわれず、長期的な目線で考え落葉樹をメインにしているという。

今後、公募対象公園施設として、カフェ、レストラン、リラクゼーション施設、アウトドアアクティビティショッフが整備される予定。これらの施設はA棟からE棟の5つの建物により構成される。

お披露目イベントとして、11月3日、4日に、指定管理者主催で、地元団体や学校等によるステージプログラム、ブース出展等のイベントが実施される。

明治公園の所在地は東京都新宿区霞ヶ丘町内ほか。