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明治公園に誕生のスパ「TOTOPA」を見てきた 左脳・右脳を刺激するサウナ

施設外観。TOTOPAは2階と3階の2フロア展開で、1階は複合型フードコート「Meiji Park Market」

東京建物と東京建物リゾートは、都立明治公園内に都市型スパ「TOTOPA 都立明治公園店」を3月22日に開業する。利用料金は1時間1,980円、1~3時間3,980円、3時間以上5,980円。開業に先立ち、メディア向け内覧会が実施された。

TOTOPAは、東京建物グループが新たに立ち上げた新ブランド。スーパー銭湯「おふろの王様」の運営で培ってきたノウハウを生かして、都心部を中心にコンパクトかつユニークなリラクゼーション体験ができる施設として開発・運営を進める計画で、都立明治公園店は第1号店となる。

男性フロアには3つの「左右ナ」空間

都立明治公園店では3階の男性フロアと2階の女性フロアで構成。男性フロアには3つのサウナ空間と水深約160cmの水風呂を含む2種類の水風呂、3つの休憩スペースを用意し、3×2×3=18通りの「ととのい」体験を提供する。

3階の男性フロア
男性フロアマップ(提供:東京建物)

男性フロアのサウナ空間は、「左右ナ(サウナ)」と命名した「左室」「右室」「ナ室」の3つを用意。左室は“左脳を刺激する”、右室は“右脳を刺激する”、ナ室は“なごみ”をコンセプトにしている。

それぞれの入口の表示

左室は直線的な内装デザインと寒色照明が特徴。右室は丸みを帯びた内装デザインと暖色の壁面および照明で、1人1人パーソナルに座れるような仕切りを設けた作りになっている。ナ室にはドリンクなどを持ち込んでコミュニケーションを取れるよう、テーブルを設置している。

左室
右室
ナ室

水風呂は、通常の浴槽のほか、頭から足先まで全身クールダウンできる水深約160cmの「深水風呂」を用意。通常の浴槽の水風呂は温水風呂と並んでおり、温冷交代浴が簡単にできるようになっている。

水深約160cmの深水風呂
水風呂と温水風呂が並んでいる

休憩スペースは、外の空気を感じられる「外気ラウンジ」、浴室内の湿度の中で過ごす「浴室ラウンジ」、ノンアルコールビールを含むソフトドリンクが飲み放題の「リフレッシュラウンジ」の3つを用意する。

ラウンジにはチェアが設置されている。写真は外気ラウンジ

そのほか、シャワーを浴びるスペースも用意されている。また、3階と2階ともに、ロッカーとシャワーを設けたランナーズロッカーや、フィットネス機器を設置している。

シャワー
ランナーズロッカー
フィットネス機器

女性フロアには呼吸ルームや蒸し湯、コスメも充実

2階の女性フロアでは、脱衣で過ごすサウナだけではなく、着衣のまま肌や髪を守りながらととのうという、新しいととのいルーティーンを提案。通常のサウナや浴室、外気ラウンジのほか、館内着で利用する「呼吸ルーム」、蒸し湯「すちこ」などを設置する。

女性フロアマップ(提供:東京建物)

呼吸ルームはストレッチなどができる、暗めの照明で心を落ち着かせる空間。光膜天井と竹で形成されており、中心部でハーブやお茶を焚くことでリラックスできる香りで満たされる。蒸し湯に入る前に呼吸ルームで3~5分のストレッチプログラムを行なうことで、蒸し湯へのウォーミングアップができるという。

呼吸ルーム

すちこは、薬草スチームが特徴の蒸し湯。スマートフォンの持ち込みも可能で、カジュアルにスパを楽しめるとしている。蒸し湯の近くには、クールダウンのためのコールドルームも用意されている。

蒸し湯 すちこ
コールドルーム

ドライサウナは男性フロアとは異なり1種類。香木の香りが特徴で、名称は「かおるこ」。脱衣で利用する場所に設置されている。

サウナ「かおるこ」
女性フロアの浴室スペース

女性フロアには、様々なコスメやアメニティを揃えているほか、ラウンジではハーブティを提供。美容ケア、腸活などの体内ケアをサポートする。コスメは女優のMEGUMIさんが独自に選定したものを提供する。

パウダースペースを兼ねたロッカールーム
コスメ
ラウンジ
ラウンジで提供するハーブティなど

所在地は東京都新宿区霞ヶ丘町5-7 都立明治公園内A棟2階、3階。店舗面積は、女性フロアが461.25m2(139.52坪)、男性フロアが434.48m2(131.43坪)。今後ユーザーのニーズによっては、男女フロアを曜日等によって入れ替えることも検討する。

国立競技場(写真左)のすぐ近く
明治公園位置図