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“アバター用G-SHOCK”発売、VRメタバース上に仮想店舗も

カシオ計算機は、VRメタバースで楽しめる「G-SHOCK」の仮想店舗をオープンする。10月6日から「VRChat」上に仮想店舗を含むワールドを提供、友達と集まってG-SHOCKのカラーカスタイマイズを体験できる。このカスタイマイズ体験で試せるアバター用G-SHOCKは、「BOOTH」にてアバター用アクセサリーとしても販売される。アバター用G-SHOCKの価格は3,000円。

カシオは時計事業において新領域の創出やロイヤルカスタマーの拡大を掲げており、VRメタバースへの取り組みもその一環。VRメタバースでは自己表現手段としてアバターのファッションや身につけるアイテムに高い注目が集まっており、G-SHOCKをアバターアイテム化し、アバターでも腕時計を身につけるスタイルを提案しながら、新たなファンの創出も図る。

ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上のG-SHOCK STOREでは、G-SHOCKのカスタイマイズサービス「MY G-SHOCK」をワールド内で体験可能。作成した腕時計はサイズを拡大・縮小でき、ワールド内でアバターに装着できる。ワールドに友人などを招待して、複数人で相談しながらカスタイマイズするといったことも可能。

ワールド全体は、時計の内部をモチーフにしたデザイン。新製品も展示され、オープン時は発表されたばかりの新型マッドマスター「GWG-B1000」が3Dモデルで展示、アクセスすると外装やボタンなどのパーツが分解されて表示され、複雑な構造を確認できる。

ワールド内の店舗部分は、「MY G-SHOCK」のようなカスタマイズ体験が可能。店内は渋谷の「G-SHOCK STORE SHIBUYA」を再現しており、ボタンで動作する大型の姿見(鏡)のほか、天井も作り込まれている。

今後は、11月にVRChat内で人気アバターとのコラボレーション企画を実施予定。追加コンテンツも順次リリース予定になっている。

VRChat上のG-SHOCK STOREは10月6日12時にオープン。VRChat上の検索から「G-SHOCK STORE」を検索する。プラットフォームはクロスプラットフォーム。対応言語は日本語、英語。対応ハードウェアはWindows PC、SteamVR対応ハードウェア、Meta Quest 2/Pro。

カシオはVRChatと直接パートナーシップ契約を締結した上で、VRChat上のワールド(VRChat上の仮想空間の単位)として「G-SHOCK STORE」を提供する。時計メーカーがVRChatでワールドを提供するのは初めて。

G-SHOCK IN VRCHAT : CASIO G-SHOCK

BOOTHでアバター用G-SHOCK発売

VRChatのワールドの提供とは別に、「BOOTH」上にカシオ公式のオンラインショップがオープンし、アバター用のデジタルアイテムとしてG-SHOCK(初号機ベースのデザイン)が販売される。これにより、G-SHOCK STORE以外のワールドでも、G-SHOCKをアバターアイテムとして身につけることが可能になる。

液晶表示部分には、ユーザーのアクセス元の時刻(日本にいるユーザーなら日本の時刻)が表示されるため、VRChat内で腕時計として使うことも可能。

アバターアイテムとして購入するG-SHOCKには、G-SHOCK STOREで試せるカスタイマイズのバリエーションがすべて含まれており、Unity上で好みの組み合わせにすることも可能。自作の模様やイラストなどのテクスチャを取り込むこともでき、幅広いカスタマイズに対応する。10月6日12時に発売され、価格は3,000円。