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ガーミン、登山・冒険用の衛星通信端末にシンプルな新型

ガーミンジャパンは、冒険やフィールドワークの安全をサポートする通信衛星コミュニケーター「inReach」シリーズの新型として、最小モデル「inReach Messenger」(インリーチ メッセンジャー)を発売した。価格は42,900円。SOSを含む通信サービスの利用にはガーミンから提供されるプランの契約が必要。

「inReach Messenger」は、登山や冒険に携行することを想定し、位置情報の共有や双方向のテキストメッセージ・コミュニケーション、SOSに特化したシンプルなモデル。軽量・コンパクトで装備の負担になりにくいのが特徴。

イリジウム衛星通信がサポートされ、使用可能エリアは山岳や海上、極地を含む地球上の全エリア・100%がカバーされている。日本の登山道でも携帯電話の電波が入らないエリアは多く、非常時の通信手段として衛星通信ツールを重要視する傾向は高まっているという。

「inReach Messenger」は、既存製品である「inReach Mini2」よりさらにコンパクトで、メッセージ通信と位置情報、SOS要請に機能を絞ったことで小型化を実現した。小さな画面も搭載しており受信したメッセージや天気予報をディスプレイで確認できる。

ユーザーからメッセージを発信する場合は、連携するスマートフォンにインストールしたアプリ「Garmin Messenger App」から入力する。EメールまたはSMSでやりとりが可能。スマートフォンが圏内の場合は携帯電話の電波を利用し、圏外になるとイリジウム衛星通信に自動で切り替わる。

地球上を100%カバーするイリジウムの位置情報は、グループ登山時に仲間と共有したり、ソロ活動時にはバックアップチームと共有したりすることが可能。離れた場所にいる友人や家族に位置情報などを連絡する手段としても利用できる。初期設定では10分おきに位置情報を発信し、家族や友人に居場所を知らせることが可能になっている。

緊急時は本体のボタンを押すだけでSOSを発信。SOS要請のメッセージは日本語に対応。SOS信号はガーミンの応答センターに届けられ、状況に応じて消防や警察、山岳救助隊、海上保安庁などに救助が要請される。救助を要請した後も通信が継続され、逐次状況確認が行なわれる。

左から、インタラクティブSOS アラート、メッセージ送信、位置情報共有、天気予報、リバース充電

リチウムイオン充電池を内蔵。10分間隔のトラッキング(位置情報の追跡)で、最大28日間稼働する。接続したスマートフォンなどを充電するリバース充電機能も用意されている。本体の充電はUSB-C端子。防水性能はIPX7。

大きさは78×64×23mm(縦×横×厚さ)で、重さは113.9g。

通信サービスのサブスクリプション

ガーミンの個人向けイリジウム衛星通信のサブスクリプションサービスは、利用できるサービスに応じて「セーフティ」「レクリエーション」「エクスペディション」の3種類が用意されている。いずれもSOS要請の利用は無制限だが、テキストメッセージの件数や、ポイントの追跡・送信、天気情報の取得などに違いがある。

支払い方法は、30日間ごとに契約する「自由プラン」と、1年契約の「年間プラン」がそれぞれ用意される。最もシンプルな内容の「セーフティ」の場合、自由プランで月額14.95ドル、年間プランで月額11.95ドルとなっている。