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日産、米国向けEVでテスラの充電規格採用

アリア(写真は2023年の北米モデル)

日産自動車は、2025年から北米充電規格(NACS)を採用することでテスラ社と合意したと発表した。2025年以降、米国・カナダ向けに生産されるEVへの、NACS用充電ポートの搭載を開始する。NACSへの対応を発表した初の日本自動車メーカーとなる。

2024年以降に販売される「アリア」にNACS充電アダプターを提供。現在、アリアは急速充電にCCS1規格(Combined Charging System 1)を採用しているが、アダプターを使用することで、NACSのプラグにも接続できるようになる。

2025年以降には、米国およびカナダ市場向けに生産される日産のEVにおいて、NACS用充電ポートの搭載を開始する。これにより、テスラの急速充電ネットワークであるスーパーチャージャーでの充電が可能となる。

NACSの採用は、2030年までに米国でのEV販売比率を40%以上とするなどの目標を掲げた長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」で推進する電動化の取り組みの一環。電動モビリティをより身近なものにするという日産のコミットメントを明確に示しているとしている。