箱根ロープウェイなどがタッチ決済とQRコード乗車に対応

小田急電鉄や三井住友カード、ジェーシービー、QUADRACら7社は、箱根ロープウェイと箱根海賊船にクレジットカードのタッチ決済で乗車できる仕組みを導入、2023年夏から運用を開始する。

全国初という、ロープウェイの乗車に国際ブランドのタッチ決済を導入する取り組みで、訪日外国人観光客も利用しやすくする。システムは三井住友カードの「stera transit」を利用する。

QRコードを読み取る端末も設置し、小田急グループのMaaSアプリ「EMot」やWebサイトで販売する電子チケットなど、便利なサービスを利用しやすくする。また、目視で確認していた駅の業務の効率化も図る。

設置される端末のイメージ

専用端末の設置駅

タッチ決済に対応するのは箱根ロープウェイと箱根海賊船。対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。ブランドごとに対応時期が異なる可能性がある。国際ブランドのカードは、クレジット、デビット、プリペイドをサポートする。

箱根ロープウェイ

箱根海賊船

QRコードとスマートフォンを使う電子チケットは、箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船の4路線に対応する。

このQR電子チケットは「EMot」「EMotオンラインチケット」「箱根ナビ」で販売。「デジタル箱根フリーパス 」「箱根登山電車1日乗車券『デジタルのんびりきっぷ』」など9種類のチケットが販売される。

共同事業者として参加するのは、小田急電鉄、小田急箱根ホールディングス、三井住友カード、ジェーシービー、小田原機器、QUADRAC、オムロン ソーシアルソリューションズ。