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パナソニックコネクト、国内全社員にGPT3.5ベースのAIアシスタント

パナソニック コネクトは、日本マイクロソフトがMicrosoft Azure上で提供するAzure OpenAI Serviceを活用したAIアシスタントサービス「ConnectGPT」の運用を2月17日から12,500人の国内全社員向けに開始した。

社員が簡単にAzure上のOpenAIを利用できる社内ウェブ・サービスを開発し、社員が社内イントラネット上からアクセスして、いつでもAIに質問できる環境を整備。これにより業務の生産性向上につなげる。

Azure上で提供するGTP3.5の法人向けサービス(3月13日からはChatGPT法人向けサービスも利用可)をベースに開発することで、入力した情報の2次利用をしない、入力した情報は一定期間を過ぎたら消去するなど、セキュリティ面に配慮している。

ユーザーインターフェイスには使用に際しての注意喚起を明記。英語で質問したほうが、より精度の高い回答が得られることから自動翻訳機能も搭載する。日本語で入力した質問を英語に変換してAIに質問したり、英語で得た回答を日本語に翻訳することを可能にしている。

業務の生産性向上などのほか、従業員が最先端のAIテクノロジーに日々自由に触れられる環境を提供することで、AIに強い人材育成が加速される副次的効果も期待されるという。業務プロセスにAIを組み込み、プロセス最適化に活用することも今後検討。企画資料やデータに基づく資料作成等、社内業務に適用し、これらの質とスピードを向上しながら最大限に活用していく。