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コクヨ、文具のIoT自販機 羽田エアポートガーデンに設置

コクヨは、IoT化された自動販売機での文具の購買体験を行なう実証実験を開始する。1月31日に羽田エアポートガーデン内に開業する直営店「KOKUYODOORS(コクヨドアーズ)」にIoT自販機を設置し、第1弾として7種類の商品を販売。IoT自販機を活用した文具専用販売は国内初の事例となる。

店舗イメージ

販売商品は、国内外で人気のある文具を詰め込んだ限定ステッカー付きの「スペシャルボックス」や、ニーズに応えて多様に進化を遂げたキャンパスノートやテープのりなどの違いが楽しめる「マニアセット」、何が出てくるかわからない「シークレットセット」などを用意。オリジナルの紙袋に入った状態でIoT自販機から出てくることや、商品が出てくるまでの待ち時間を動画で演出するなど、購買体験そのものを楽しむことができる。

スペシャルボックス 2,000円
マニアセット:キャンパスノートセット 1,000円
キャンパスノートセットは、キャンパスノートのこだわりが詰まった図解ポスター付き
マニアセット:ドットライナーセット 2,000円
ドットライナーセットは、進化の過程とラインナップがわかる図解ポスター付き

IoT自販機はブイシンク製「スマートマート」。無人での自動販売機能により、低オペレーションで来店客との接点創出を実現する。一般的な自販機とは異なり、形状やサイズに囚われずノートなどの幅広い製品を販売できる点が特徴。デジタルサイネージと大型のタッチパネル液晶を搭載しているため、見た目だけでは伝わりにくい文具の魅力を、ECサイトさながらに画像や動画を用いて直感的に分かりやすく表現できるという。また、多言語での対応も可能。付属のカメラセンサーで取得した購入者の性別年代情報を今後の商品企画や販売企画へ活用することも想定する。

羽田エアポートガーデンに「KOKUYODOORS」

羽田エアポートガーデンに31日に開業する「KOKUYODOORS」は、コクヨの文具の魅力を凝縮した直営のステーショナリーショップ。

店内では、コクヨの定番かつ人気の文具に加え、ショップのロゴや旅のモチーフをあしらったオリジナルアイテム、海外の人へのお土産やちょっとしたプレゼントにもぴったりなギフトセット等を取り扱う。

人気の定番文具
ショップ限定アイテム。KOKUYODOORS限定野帳 550円、マスキングテープ 330円、撥水風呂敷 3,300円、ソフトクリアケース A4サイズ 550円、ソフトクリアケース A5サイズ 440円
ギフトセット

タッチアンドトライコーナーでは、工場から直送された原紙ロールに、さまざまな筆記具でダイナミックに試し書きをすることも可能。また、店内のアイテムを自由に組み合わせてオリジナルのギフトケースにパッキングできるサービスも提供する。

ショップオリジナルのショッパー(有料)は、再利用をあらかじめ想定したデザイン。紙袋から、ファイルボックス・A5サイズのノートカバー・野帳カバーを作ることができる。

羽田エアポートガーデンは、約80店舗の商業施設を備える複合開発プロジェクトで、羽田空港第3ターミナルに直結する。KOKUYODOORSは2階にオープン。店舗面積は25坪。

KOKUYODOORSの開業は2020年4月を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期をしていた。

店内イメージ