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Spotify、Google Playを“使わない”支払手段を開始

Spotifyは10日、Androidユーザー向けのサブスクリプションの支払手段として、Google Playの“外”での支払いを可能にする「ユーザーによる選択課金」(UCB/User Choice Billing)を一部の市場向けに開始した。今後数週間で、多くの市場に拡大していく。

GoogleやAppleなどのプラットフォーマーにおけるアプリ内課金では、欧米を中心に大企業の独占を危惧する声が上がっており、各社は課金手段の柔軟な提供に着手し始めている。GoogleとSpotifyは、3月にUCBの導入で協力することを発表していたが、実際のサービス展開をスタートした。Spotifyは、GoogleとUCBを試験導入する初の企業となる。

Googleでは9月からゲームを除くすべてのアプリ開発者にUCBのパイロット版への参加を呼びかけ。日本と欧州経済地域、オーストラリア、インド、インドネシアなどで試験導入予定としていたが、さらに米国やブラジル、南アフリカなどにも拡大する。またSpotifyの次の対応サービスとして、マッチングアプリのBumbleでもUCBのテスト導入を開始する。