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新宿ハルクに小田急百貨店、10月4日オープン

新宿西口ハルク

小田急百貨店 新宿店は新宿駅西口地区開発計画に伴い、本館での営業を10月2日をもって終了し、新宿西口ハルクの6フロアにて、10月4日に改装オープンする。

小田急百貨店 新宿店本館は、小田急電鉄が東京メトロ等と共同で推進する新宿駅西口地区開発計画に伴い、9月末をもって営業を終了。新宿西口ハルクでのリニューアルオープンに向けた売場再編工事が進められている。

小田急百貨店 新宿店本館
ハルクでの営業の告知

ハルクにおける営業では、地下2階~地上2階(M2階含む)、7階の計6フロアでのコンパクトな展開で、百貨店の提案力を活かしながら、デジタルコミュニケーションを強化。「Smart(スマート)」をテーマに、新宿駅利用者や来街者、特に新宿周辺で働く女性に向けて、「私のお気に入りがある店、行きたくなる場所」となることを目指し、「新たな発見や感動」「充実した心豊かな生活」「自分時間を充実させる利便性」を提供するとしている。

中心カテゴリーは「食品」「化粧品」「ラグジュアリーブランド」。情報発信基地としての役割を担うべく、イベントスペースやポップアップスペースも開設する。また、お得意様サロン、レディスクラブカウンターなどのサービス施設も継続するほか、カジュアルギフトアイテムの品揃えを増やし、ECと連携した新しいコンセプトのギフトサロンを開設する。

各フロアの概要は以下の通り。

  • 地下2階:食料品(生鮮・惣菜・弁当・パン・グロサリー・酒)
  • 地下1階:化粧品、ネイルサロン、食料品(和洋菓子)、免税・サービスカウンター
  • 1階:インターナショナルブティック、アクセサリー・雑貨、ゴルフ用品(外周路面店舗)、ベーカリー(外周路面店舗)
  • M2階:ゴルフウェア、カフェ
  • 2階:ハンドバッグ、婦人靴、婦人服飾雑貨、ポップアップスペース
  • 7階:イベントスペース、宝飾・メガネ、ギフトサロン・商品券、学生服・ランドセル他、インテリアコンサルティングカウンター、ゴルフスクール受付、お得意様サロン、OPカードカウンター、小田急レディスクラブカウンター
地下1階 化粧品売場イメージ
地下1階 和洋菓子売場イメージ

新宿店での取り扱いを終了するアイテムについては、ECサイト「小田急百貨店オンラインショッピング」での取り扱いを強化するほか、町田店や小田急百貨店ふじさわで展開するアイテムを電話注文しオンラインで決済できる「リモート注文サービス」を拡充する。また、外商顧客を各ブランドの直営店にアテンドする取り組みなども進める。

12月には、小田急グループが運営する「小田急エース北西館」への食品売場の出店により、菓子や弁当・パンなど同店の強みである「デパ地下」のさらなる強化を図る。

新しい小田急百貨店新宿店の所在地は新宿区西新宿1-5-1。なお、新宿西口ハルク内で展開しているビックカメラ新宿西口店の営業は継続される。

小田急百貨店 新宿店本館跡地には、地上48階、高さ約260mの複合施設が開発される。2029年度竣工予定。

計画建物イメージパース