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立川シネマシティのエスカレーターに映画広告。立ち止まり促進

UDエスカレーターは、立川シネマシティのエスカレーター手すりベルトを広告媒体化した。同施設で上映される作品のクリエイティブを用いてデザインを配し、エスカレーター利用時の転倒・転落事故防止のための啓発を行なう。

国土交通省後援で鉄道各社局と自治体等が7月25日より実施している、エスカレーター「歩かず立ち止まろうキャンペーン」に関連した取り組み。

東京消防庁の調査によると、令和2年に都内で発生したエスカレーター事故で、1,000人以上が救急搬送された。同社による15年以上の研究により、要因は「1.エスカレーターの速度を認識できない」「2.乗り降りのタイミングを掴めない」「3.身体バランスの低下」などが考えられるという。

そこで同社は、エスカレーターによる転倒・転落事故を防止するため、媒体化による広告収益でその設置費用を賄うビジネスモデルを開発。東京をはじめ全国各地で手すりベルトの導入を進めている。映画館施設での導入は今回が初。

広告媒体化したのは、立川シネマシティのシネマ・ツーにある昇りエスカレーター1基の手すりベルト。上昇速度を感覚的に認知するなどの身体バランスを整えるため、手すりベルトに等間隔のマークを設置。その間に広告を掲出し、特許はUDエスカレーターが保有している。

今回の取組では、同施設で上映される作品のロゴとクリエイティブを用いて、特許要件を満たすデザインに仕上げ施工した。