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会議室を“再現”する。リコー、360度カメラにマイク・スピーカー

リコーは、「会議室の雰囲気をまるごとキャプチャーする」と謳うWeb会議用のデバイス「RICOH Meeting 360 V1」を6月30日に発売する。主に法人向けで、価格はオープン価格。

周囲を撮影できる半天球360度カメラと、オートゲインコントロール機能付きのマイク、高品質スピーカーを備えたWeb会議用のデバイス。

RICOH Meeting 360 V1

本体はAC電源に接続した上で、USBケーブルでPCと接続すれば利用可能。会議室の様子をまるごとリモート参加者と共有でき、複数人が参加する会議でも準備に手間がかからず、手軽に質の高いコミュニケーションを実現するとしている。

発言者を自動認識し、カメラ映像を自動分割・自動露出補正してクローズアップするほか、約6mの距離まで集音できる全方向マイクと、高品質スピーカーを搭載する。専用アプリを使えば、カメラ映像でホワイトボードなどを常時拡大するといった操作も可能。「RICOH Interactive Whiteboard」(電子黒板)に接続すれば、板書の共有が可能になる。

対応するWeb会議サービスは、Microsoft TeamsやZoom、Cisco Webexなど。さまざまなWeb会議サービスに対応する。

製品のメーカー保証期間は1年間。「安心3年モデル」として、2年を追加し合計3年間の保証になるバージョンも用意する。

今後は撮影した映像や音声を活用した議事録作成支援(議事録の保管、発言の自動テキスト化)をクラウドサービスとして提供する予定。会議データの管理・分析や活用を促進していく。