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電動キックボードシェアのLuup、安全対策で「時間制限」など検討

電動キックボードシェアを展開するLuupは25日、警視庁から電動キックボードによる交通事故や交通違反への対策の検討を行なうよう要請を受けたと発表した。「キックボードの夜間貸出中止の要請」との報道もなされているが、「夜間の貸し出し中止を明確に指した要請ではない」(Luup)としている。

Luupによれば、「25日にマイクロモビリティ推進協議会加盟社のうち、東京都内で事業を行なう事業者として他2社とともに、電動キックボードによる交通事故や交通違反への対策の検討を行なうようにとの要請を警視庁から受領した」という。

要請を受け同社では、従前からの悪質な違反走行者のアカウント凍結などに加え、禁止事項の理解促進を促すコミュニケーションの強化やそのためのアプリの改修を進めていく。

また、「時間制限を含め、特定条件下におけるポートでの当面のサービス提供の在り方についても検討する」と説明。警察など関係省庁と協議を重ね、安全対策の強化に取り組むとしている。

なおLuupでは、これまでも重大な違反が確認された場合は、アカウント凍結等の措置を行なっている。飲酒運転などの重大な違反走行の場合、アカウントを凍結し、電動キックボードの利用を禁止する。その場合「凍結解除し、再度電動キックボードが利用可能になることはない」とのこと。

Luupでは、事故の事前防止のために、サービス利用前の運転免許証の登録や交通ルールテストの全問正解などを必須としている。