ニュース

電動キックボード死亡事故を受け、Luupが飲酒運転防止を強化

Luupは、飲酒運転防止に向けた取り組みを強化する。9月25日にLUUPの電動キックボードを使った飲酒運転による死亡事故が発生したこともあり、関係省庁や業界団体と連携しながら取り組みを進める。

新たな安全対策として、繁華街における一部ポートでの有人での安全啓発活動を実施。都内の繁華街で、酒類を提供する飲食店が集中する場所に近いポートや、深夜の利用数の多いポートで、一定期間・時間帯に警備員を配置し、安全啓発活動を行なう。

対象ポートで乗車する人に声をかけ、飲酒運転が違法であることを伝達。飲酒していないかを確認するとともに、東京海上とLuupが共同で制作した電動キックボードの利用ガイドブックを配布する。10月中の週末を中心に、利用データに基づき平日も実施する。時間は22時から6時まで。

また、利用時の注意喚起画面をアップデート。飲酒運転が発覚した利用者はアカウント停止となる旨を強調する。従来も電動キックボードのライド前には、毎回飲酒運転について注意を促す画面を表示させているが、「飲酒運転が発覚した利用者はアカウント凍結される」旨や、法律上も罰則規定がある点を強調する内容を表示する。

なお、現状LUUPの電動キックボードの利用には、運転免許証の登録が必要。また、 LUUPアプリを通して走行ルールの確認テストを受講し、全問を連続正解で合格する必要もある。このテストは、関係省庁により監修、作成されている。

交通ルールを理解し、運転免許証の登録が完了しているにもかかわらず、飲酒運転や歩道走行など、悪質な利用者による違法走行が発生した場合、警察と連携してアカウントの停止などを行なう。アカウントが凍結された場合、現在実施している実証実験期間中に解除されることはない。