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マンガ・イラストファン特化NFT「FanTop」に売買機能やアプリ

メディアドゥは、NFTマーケットプレイスの「FanTop」にて、日本円で決済する二次流通マーケット機能を実装した。また、入手したアイテムを3DやARで展示・鑑賞できるスマートフォン向けビューアアプリの提供も開始した。

「FanTop」のWebサイト版に二次流通マーケット機能が実装され、ユーザー同士がNFTアイテムを売買できるようになった。Flowを基盤としたNFTマーケットプレイスで、日本円が使える二次流通は日本初としている。

二次流通が可能になったことで、販売期間が終了したアイテムについても、保有者が出品すれば、入手できる機会を得ることになる。二次流通の売買時も、事前に設定されている条件に基づきコンテンツホルダーに収益が還元される。またブロックチェーンの特性上、売買後も過去の保有者は永続的にブロックチェーン上に記録される。

かざる、さわる、もちだす、特典を楽しめるアプリ

ビューアアプリは、入手・保有しているNFTアイテムを詳しく見られるアプリ。利用は無料。拡大・回転や「さわる」アクションが可能なほか、3Dルーム機能ではコレクションルーム内に自由な位置・サイズで飾ることが可能。コレクションルームの数に制限はなく、ジャンルごとに部屋を分けて飾ることもできる。

さらにAR(拡張現実)機能により、スマートフォンのカメラで捉えている風景の中に3DのNFTアイテムを表示することが可能で、現実や外出先に持ち出すような感覚で楽しめる。AR機能はベータ版として実装されており、3月に正式版の提供を予定する。

このアプリでは、FanTopで販売・配布されたすべてのNFTアイテムを3Dデータとして表示可能。今後発売されるNFTアイテムには、保有者限定コンテンツを付与するなどアプリの機能を生かすアイテムも提供予定。

新アイテム

2月22日には「岩泉舞 3Dデジタルアクリルスタンド(限定動画付き)」として、漫画家・岩泉舞氏が描くオリジナルキャラクター・魔女の「ドリー」が発売。AR機能などで鑑賞できる3Dのデジタル・アクリルスタンドのNFTコンテンツで、保有者は特典としてイラスト制作過程を収録した動画をアプリ上で閲覧できる。「岩泉舞 3Dデジタルアクリルスタンド(限定動画付き)」は1,650円で限定100個。販売期間は3月1日までの7日間。

「まもって守護月天!」で知られる桜野みねね氏による描き下ろしイラストも発売される。こちらは各1点のみのイラストで、NFTアートとして提供。購入者は制作過程を収めた限定動画をアプリ上で閲覧できる。価格はあんこ、シフォン、マロン、ひなたが各33,000円、オールスター版が55,000円。

このほかコマ・アニメ演出からなるNFTファンアイテム「『北斗の拳』漢の死に様シリーズ」も第2弾「南斗五車星ボックス」がラインナップ。2月22日に発売されている。1パックは3,850円で、1,798パックが販売される。