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確定申告、ICカードリーダーなしでパソコンからe-Tax可能に

国税庁は4日、令和3年分の「確定申告コーナー」を開設した。今年は、パソコンの画面上に表示される2次元バーコードをスマホで読み取ることで、ICカードリーダライタを使用せず、マイナンバーカード方式によるe-Tax送信ができるようになった。

これまで「確定申告コーナー」を使ったパソコンからの確定申告では、別売のICカードリーダライタが必要となっていた。今年からは、スマートフォンの「マイナポータルアプリ」を使って、2次元バーコードをスマホで読み取ることで、ICカードリーダー無しでもパソコンから確定申告が行なえる。

令和3年分確定申告の受付期間は、所得税が2月16日から3月15日、個人事業者の消費税が1月4日から3月31日、贈与税が2月1日から3月15日。所得税等の還付申告書は、上記の期間前でも提出できる。

今年の確定申告では、ICカードリーダーなしでのPCからの申告のほか、マイナポータル連携での申告書の自動入力の強化や、スマホのカメラで撮影した「給与所得の源泉徴収票」の自動入力などに対応。また、スマホ申告の対象範囲拡大なども行なわれている。