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東急池上線長原駅、”木になる”リニューアル フードロス削減イベントも

東急電鉄と東急の両社は、池上線長原駅の改修プロジェクト「木になるリニューアル」が12月下旬に竣工すると発表した。地下化・駅舎開業から50年以上が経過した長原駅の「安全・安心」や「環境性能」を高め、多摩地区で生産された木材(多摩産材)などぬくもりのあるデザイン・素材を採用した。

駅舎および改札外店舗で採用された多摩産材は、CO2約1トンを固定化し、CO2排出量を抑制。都の実施する「木の街並み創出事業」の補助を受けた。

合わせて、12月13日から23日まで、長原駅および池上線沿線の4店舗から消費期限内の廃棄となる商品を集荷し、連携するコークッキング社が長原駅構内で販売するイベント「きになるフードロス」を実施する。販売は平日のみ、21時半~22時半ごろを予定。

池上駅沿線の店舗から長原駅構内の販売所までの運搬は、配送マッチングプラットフォーム「PickGo」の配送パートナーが電車や自転車を利用し、運搬時のCO2排出量削減に取り組む。

さらに、販売所では旧駅舎の廃材を活用した机を利用し、販売スタッフのエプロンは鉄道の技術服をリメイクしたものを利用するなど、環境配慮を実現し、フードロス削減、店舗の食品廃棄の手間削減に貢献する。