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東急池上線 石川台駅「木になるリニューアル」 紀州材を活用

東急は、木材を活用した駅リニューアル工事「木になるリニューアル」を東急池上線の石川台駅で2月から実施する。竣工は27年秋頃を予定。

石川台駅は駅舎開業から約100年が経過。今回のリニューアルでは、ホーム屋根の建替え・延伸を行ない、ホーム全体に屋根がかかるようになる。また、駅舎内外装、駅構内トイレのリニューアルなどで安全性・快適性や環境性能の向上を図る。トイレは多機能トイレとは別に、男女トイレ内にもベビーカーが入れる広さを備えたブースを設置。おむつ替えスペースを整備することで、乳幼児連れも利用しやすい設計とした。

リニューアル工事に木材を活用することで、親しみやすく温かみが感じられる駅作りを推進する。木材には和歌山県産の「紀州材」を取り入れる。特に強度において「強さ(粘り強さ)」があると評価されており、接着剤等で加工をしていない無垢の木の状態であっても、様々な木造建築物に利用できるような強さがあるという。

和歌山県産の「紀州材」

紀州材の利用で“地産都消”に取り組むほか、木材生産地域の森林整備・環境保全に貢献する試みとして、和歌山県が制定した「循環型紀州材認証システム」を、全国で初めて活用。既存の駅舎に利用されてきた古材(えきもく)については、利用しやすい建材などに加工して「ステーションウッド」として販売するなど、資源を再循環していく。

和歌山県が制定した「循環型紀州材認証システム」を全国で初めて活用
既存の駅舎に利用されてきた古材は、利用しやすい建材などに加工して「ステーションウッド」として販売

同社はこれまで、池上線の4駅で「木になるリニューアル」を実施。戸越銀座駅・旗の台駅・長原駅においては、東京都多摩地区で生産される「多摩産材」を活用。26年秋頃竣工予定の千鳥町駅では、秋田県産の「あきた材」を取り入れ“地産都消”に取り組んでいる。

戸越銀座駅・旗の台駅・長原駅・千鳥町駅