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加熱式たばこ用「ラッキー・ストライク」登場。どストレートなレギュラー味

加熱式たばこ glo hyper用の「LUCKY STRIKE(ラッキー・ストライク)」が11月8日に発売されます。今回発売される「ダーク・タバコ」「リッチ・タバコ」の2銘柄を試す機会を得たので、早速吸ってみました。ラッキー・ストライクの発売を記念した数量限定デザインの「glo Hyper+ リーフ・エディション」も、11月15日に発売されます。

ラッキー・ストライクは、紙巻たばことしては古くからあるブランドです。テレビでたばこのCMが放映されていた時代を知る世代の人は、非喫煙者であってもその名を見聞きしたことがあるかもしれません。

今回加熱式たばこ用として発売された2銘柄は、glo hyperおよびglo Hyper+、つまり太いほうのglo専用のたばこスティックです。紙巻たばこにおける高タール商品、強くて濃いたばこを好む人をメインターゲットとした、濃厚な味わいを特徴としています。

パッケージデザインは、筆者が紙巻のラッキー・ストライクに馴染みがなかったこともあり、CMなどでよく目にした白地の中央に赤い丸の印象が強かったので、こういったデザインの銘柄もあるのね、と。円の中に「LUCKY STRIKE」の文字が書かれているデザインは踏襲しています。

ダーク・タバコ(左)とリッチ・タバコ(右)

1箱の本数と価格にも特徴があります。一般的には1箱20本入りで500~600円のものが多いですが、glo hyper用ラッキー・ストライクは12本入り290円です。紙巻から加熱式への移行促進を狙いとした製品でもあるため、お試しで購入しやすい価格にするという戦略です。デバイスの価格も、glo Hyper+でリーフ・エディションも含め980円に設定するなど、価格戦略を強化しています。

12本入りのラッキー・ストライク(左)と20本入りの「KENT」(右)

パッケージを開けてみると、ダーク・タバコのみフィルター部分がブラウンです。紙巻において高タール製品はこの色、という決まりはありませんが、印象としてはこちらの方がより濃厚そうに見えます。

ダーク・タバコ(左)のフィルター部分はブラウン。右はリッチ・タバコ

ということで早速、濃厚そうなダーク・タバコを吸ってみます。

ダーク・タバコは、2口、3口と吸っていくごとに、たばこの濃い味が口の中に広がります。紙巻から離れて久しいので明確な比較はできませんが、そういえば紙巻はこんな感じだったかもと思い出させてくれるような味わい。直球勝負、どストレートなレギュラー味です。

リッチ・タバコはダーク・タバコの後に吸ったこともあり、スムースな味わいの印象で、順番に吸うと緩急を楽しめそうです。同じラッキー・ストライクでも、人によって好みが分かれそうなくらいに、味は異なります。

これだけ味の違いがあるということは、たばこ葉にも違いがあるのではなかろうか。そんな風に思って、スティックの先からたばこ葉を覗き込んでみました。すると、特にダーク・タバコに色や刻みの違いが見受けられます。

(左から)ラッキー・ストライク ダーク・タバコ、リッチ・タバコ、KENT TRUE TOBACCO

このような違いを見ると、たばこ葉の選定から試行錯誤を重ねながら、「この味ならラッキー・ストライクブランドで出してもOK」というところまでたどり着いたのではないかと想像できます。

もちろん、すっぱりたばこを止めることができればベストですが、せめて紙巻から加熱式へと考えている人には、ラッキー・ストライクは良いきっかけになるかもしれません。