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帝国ホテル 新本館、外観デザインを発表。2036年完成予定

帝国ホテルは、2036年に完成予定の帝国ホテル 東京 新本館の外観デザインを発表した。コンセプトは「東洋の宝石」とし、フランス在住の建築家 田根剛氏のデザイン案を採用する。

建て替えにより、帝国ホテル東京 新本館と新タワー館に生まれ変わる予定で、今回は新本館のデザインが公開された。新本館の用途はグランドホテルで、2031年度~2036年度の建て替えを予定している。なお、新タワー館は2024年~30年度の建て替えとなり、オフィス、商業、サービスアパートメントなどの用途を予定している。

帝国ホテルは1890年に開業し、2020年11月3日で開業130年を迎えた。その間、日本の迎賓館の役割を継続すべく数度の建て替えを行なってきたが、3代目の建物である本館は竣工から50年、1983年開業のタワー館は竣工から38年が経過した。この先の100年・200年も「メイド・イン・ジャパン」のホテルとして、中心的存在であり続けるため、4代目の新本館建築を開始する。

新本館は、フランク・ロイド・ライトにより設計され、1923年に開業した2代目の本館、通称「ライト館」を形容する言葉として使われた「東洋の宝石」のコンセプトを継承。「宮殿」の構えと人類の進歩の証である「塔」を融合し、新しい迎賓館にふさわしく、首都の中心に燦然と輝く存在を目指す。

新タワー館を含む総事業費規模は、約2,000億円から約2,500億円程度の見込み。