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神戸三宮、新駅ビルや周辺再整備。神戸市、JR西、URが連携

神戸市、JR西日本、都市再生機構(UR)の三者は、相互の連携・協力のもと、JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区の再整備を進めていくことに合意し、10月5日に協定を締結した。

神戸市は官民連携のもと、「三宮周辺地区の『再整備基本構想』」及び「神戸三宮『えきまち空間』基本計画」を推進。「三宮クロススクエア」等の人と公共交通優先の空間の創出や各鉄道間の乗り換えの円滑化、回遊性の向上や都心部におけるにぎわい創出等に向け、三宮周辺地区の再整備を進めている。

バスターミナルが入る再開発ビル、歩行者デッキ
三宮クロススクエアの空間イメージ

また、JR西日本は神戸線のターミナル駅である三ノ宮駅において、利便性が高く魅力ある空間の創出、神戸の玄関口に相応しい景観形成に向けて、新駅ビル開発の検討を進めている。

JR三ノ宮新駅ビルおよびその周辺の再整備

これまで、JR三ノ宮新駅ビル及び周辺整備について、神戸市とJR西日本の二者で検討を進めてきたが、多様な都市機能の集積と、沿道建築物と一体となった広く豊かな公共空間を創出するため、大規模な市街地整備の実績や知見を有するURを加えた三者で連携。神戸の玄関口にふさわしい風格と魅力を兼ね備えた空間の創出を目指す。

協定の対象エリアと目的

JR三ノ宮新駅ビル構想では、延床面積約10万m2、高さ約160mを計画。目標スケジュールは、2022年度事業着手、2023年度着工、2029年度開業。

三者の役割は、神戸市が事業実施に必要な行政手続き及び公共施設の整備等、JR西日本がJR三ノ宮駅新駅ビル開発計画の実現、URが公共空間の整備や民間開発等に対するコーディネートによる事業推進。