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高級ポテトチップス「グランカルビー」7年ぶり刷新。より「さくさく」

カルビーは、2014年に阪急うめだ本店とのコラボで誕生した高級ポテトチップスブランド「グランカルビー」を10月2日にリニューアル。阪急うめだ本店で販売を開始する。価格は1箱580円(税込/以下同)。7年ぶりのリニューアルで、商品やパッケージを刷新したほか、売り場も全面改装する。

グランカルビーはこれまで、百貨店の扱うギフト商品として展開していたが、気軽に誰かに送りたい、自分向けのご褒美にしたい、というニーズが増えてきたことから、高級ポテトチップスとしての品質を保ちながら、カジュアルなギフトとしてリニューアルする。

新ブランドコンセプトは、「FINE×DELICIOUS×FUN」。「FINE」は、北海道産じゃがいも100%という素材へのこだわり。「DELICIOUS」は、絶妙なバランスに拘ったというグランカルビー独自の厚切りカット。従来は厚さに拘りすぎたことを反省とし、1mm単位で食べやすさを追求した厚さに調整し、「ざくざく」から「さくさく」の食感にしたという。「FUN」は、2つのシリーズで食感・風味の異なるじゃがいもを楽めること。

食べやすく1mm単位で調整

商品は、じっくりフライしたチップスの素材本来のうまみを活かした「Potato Basic」と、ポテトチップスに「炙り製法」を加えた「Potato Roast」という2ラインの商品を用意。

それぞれ3つの味が用意され、Potato Basicは、シチリア島産岩塩を使用したシンプルな味わいの「しお味」、北海道製造のバターを使用した「バター味」、秋冬限定商品として、北海道産こんぶだしのうまみが効いた「こんぶだし味」の3種。

Potato Basic。左から、しお味、バター味、こんぶだし味

Potato Roastは、まろやかな焼きしおが、じゃがいものうまみを引き立てる「焼きしお味」、醤油の香ばしさが絶妙な「焦がし醤油味」、秋冬限定商品としてほろ苦い大人の味「焦がしキャラメル味」の3種。

Potato Roast。左から、焼きしお味、焦し醤油味、焦しキャラメル味

パッケージもリニューアル。クラフト感・素材感を表現したぬくもりある手触りとし、素材の良さを活かした商品を表現するため、シンプルなデザインとした。パッケージの中心には、じゃがいものモチーフをあしらい、シリーズごとに模様を変えている。

リニューアルされたパッケージ
ロゴもリニューアル

従来商品と比べ、1袋の商品の内容量も見直し。従来は1袋17gが4袋入りで、1箱68gだったが、これを1袋23gの3袋入り、1箱69gとした。

価格は1箱580円。ギフトボックスも用意され、価格や商品内容は下記の通り。

  • 4箱入ギフトボックス(2,509円)/しお味・バター味・焼きしお味・焦がし醤油味×各1箱
  • 6箱入ギフトボックス(3,679円)/しお味・バター味・焼きしお味・焦がし醤油味・こんぶだし味・焦がしキャラメル味×各1箱
  • 8箱入ギフトボックス(4,930円)/しお味・焼きしお味×各2箱・バター味・焦がし醤油味・こんぶだし味・焦がしキャラメル味×各1箱
ギフトボックス
6箱入りギフトボックス

全面改装される売場は、マルシェ風の明るい売場として、コンセプトである「FINE×DELICIOUS×FUN」を表現。北海道の緑を緑色、大地を茶色、木を木目、じゃがいもをアイボリーで表し、モノづくりの背景を訴求したカルビーらしいフレンドリーな売場作りにこだわったという。

阪急百貨店では、これまで、グランカルビーを「エンターテイメント型スイーツ」と位置づけ、誰もが知っている「カルビー」のポテトチップスを百貨店で扱うことの驚きにより、商圏拡大やエンターテイメント性に関心が強い幅広い顧客をターゲットとしてきた。

今後は、「価値の共感型スイーツ」と位置づけ、モノだけに偏らず、商品が出来るまでのストーリーや、魅力的に見せる、物語のように共感を呼ぶブランドとして、共感顧客を拡大。時代の価値観・空気感に強く共鳴する顧客の獲得を狙う。特に、グランカルビーの顧客層はこれまでシニア層が多かったが、今後は年齢にかかわらず感度の高い女性層に訴求していくという。