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ドコモ、JapanTaxi・MOVのMoTと資本業務提携。d払い・MaaS強化へ

タクシー配車アプリ「JapanTaxi」、「MOV」などを展開するMobility Technologies(MoT)とNTTドコモは13日、資本・業務提携契約を締結した。ドコモの会員基盤や決済サービス「d払い」のビジネスの拡大、MaaSの発展やスマートシティを見据えたデータビジネスや自動運転などの事業化に向けて協力する。

ドコモは、MoTが第三者割当増資により発行する株式を取得。最大取得総額は200億円。

今後、MoTの配車アプリと「d払い」などの決済サービスや、dアカウントでの認証、MaaS領域で連携し、利用者に快適な移動手段の提供を目指す。また、両社のアセットを活用し、自動運転やデータ活用ビジネスなどにおける事業化を検討。次世代モビリティサービスに向けて取り組む。

ドコモは、中期戦略「beyond宣言」に基づき、次世代モビリティを推進。タクシー乗車需要予測「AIタクシー」や、AIを活用して最適なルートと車両を算出し効率的な配車を可能とする「AI運行バス」、「ドコモバイクシェア」や「dカーシェア」など、モビリティ分野でサービスを展開している。また、2018年7月にMoTの前身のJapanTaxiと資本・業務提携し、JapanTaxiアプリやタクシーの広告タブレットに、ドコモのd払いを導入。ミニアプリでの連携やAIタクシーなどで協力してきた。

また、東京センチュリーと電通グループもMoTと資本業務提携。取得総額は東京センチュリーが15.75億円、電通グループが10億円。MaaS、自動運転、スマートシティを見据えて協力していく。