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飲食店内の社会的距離を考慮した空席情報をリアルタイム配信。バカン

バカンは、店の混雑状況や待ち人数をリアルタイムに確認できるWebサービス「VACAN(バカン)」に、飲食店向けサービスを追加。社会的距離(ソーシャルディスタンス)を考慮した空席判定を搭載する。飲食店の情報は5月末からWebマップ上にて確認可能になる予定。

VACANは、店舗のリアルタイムの混雑情報を表示するWebサービス。スーパーやドラッグストア、コンビニ等の小売業種を掲載対象としてサービスを展開することを4月に発表した。混雑状況は、スマートフォンや店頭のデジタルサイネージのほか、加盟店舗のWebサイトやアプリなどに連携して表示できる。

飲食店向けサービスでは、カメラやセンサーで取得したデータから、社会的距離を考慮に入れた空席情報を自動で判定。サービス利用者は飲食店に行く前に空席情報を確認し、店を選べるようになる。

また、飲食店が実施している感染拡大防止策やテイクアウトサービスへのリンクを表示する付加機能も提供する。

バカンでは、5月8日より加盟店の一般募集を開始。一定の条件で10月まで無償で利用できるプランも用意する。

そのほか、Web上で待ち順を管理するサービス「VACAN Noline」も提供。入店に使う受付番号をスマートフォンや店頭のタブレットから発行し、順番が近くなると通知する仕組みで、店頭で行列をつくることなく順番待ちが可能。行列による密集を防げるとする。

バカンは、VACANおよびVACAN Nolineによる空席状況配信・テイクアウト案内・Web行列により、飲食店は消毒の徹底や社会的距離を確保した安心・安全な店内環境を維持していることを利用者に発信できるとしている。