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DeNAとSOMPOが個人間カーシェアで合弁。0円カーシェアやリース合弁も

DeNAとSOMPOホールディングスは28日、個人間カーシェア事業の合弁会社「DeNA SOMPO Mobility」とマイカーリース事業の合弁会社「DeNA SOMPO Carlife」設立に関する合意書を締結。カーシェアとマイカーリース事業の推進で協力する。

DeNAは個人間カーシェアサービス「Anyca」を2015年9月から展開しており、会員数20万人以上、登録車数7,000台以上を有している。このAnyca事業を4月からは新会社のDeNA SOMPO Mobilityが引き継ぎ、運営する。SOMPOホールディングスが加わることで、カーシェアサービスにおける、トラブル予防や、保険による「安心・安全」を担保し、事業の拡大を図る。

現在の24時間単位の自動車保険以上に個人間カーシェアに特化した専用保険の提供を検討。「安心・安全」を強化していく。

さらに「0円マイカー」も提供。DeNA SOMPO Mobilityが所有する車(レンタカー登録とカーシェア受け渡し用機器を装着)を、利用者が管理・カーシェアすることを条件に、一定回数を無料で使えるというもの。既に車を所有している場合は、レンタカー登録とカーシェア用機器取り付けを行ない、カーシェアをすることを条件に定額を支給する。Anycaで培ったビッグデータを元に、エリアや車種などのカーシェア需要を分析し、ニーズが高い都市部から期間限定で提供予定としている。

マイカーリース事業にも参入し、合弁会社として「DeNA SOMPO Carlife」を設立。一定期間で、車を定額で所有できるマイカーリースの新たな事業を2019年6月から展開する。特徴は、DeNA SOMPO Carlifeでリースした車を、Anycaでカーシェアする仕組み。「サブスクリプションとシェアリングの組み合わせで、マイカーの実質負担を軽減し、誰もが憧れの車を持てる社会の実現を目指す」としており、将来的には月間1,000台規模の提供を見込むという。