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GWの高速道路、休日割引は廃止に。深夜割引を活用しよう

今年から、ゴールデンウィーク等繁忙期の高速道路の休日割引が廃止されます。3月に高速道路各社が発表したもので、従来、ETC搭載車を対象として、祝日・休日の午前0時から24時の間は通行料金を3割引にする「休日割引」が適用されていましたが、今年以降、全国的にゴールデンウィークやお盆、年末年始のお休み中は適用されなくなりました。

これは国土交通省からの依頼によるもので、繁忙期には全国各地で激しい渋滞が発生することから、渋滞の激化を避けるため割引を適用しないよう要請をうけていたことから、各社が決定したものです。

このため、2022年のゴールデンウィーク中のお休みとなる4月29日(金)、30日(土)、5月1日(日)、5月3日(火)~5日(木)、7日(土)、8日(日)は休日割引の対象外となります。

お盆は8月11日(木)、13日(土)、14日(日)、年末年始は12月31日(土)、1月1日(日)~3日(火)が対象外です。

これ以外の祝日、休日は従来通り休日割引が適用されます。また来年以降の対象日も後日発表される予定です。

なお、割引サービスとしては、特定のエリアでの乗り降りが自由な「ETC周遊割引」という制度もありますが、残念ながらこちらもゴールデンウィークなど繁忙期は対象外となっています。

深夜割引は継続

繁忙期の休日割引が廃止されても、深夜割引は通常の平日と同じように適用されます。利用条件は休日割引よりも厳しくなりますが、積極的に利用していきたいところです。

深夜割引はNEXCO東日本/中日本/西日本が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路に適用される割引です。ETC搭載車向けのサービスで、午前0時から午前4時までの間に対象の高速道路を利用すると、通行料金が3割引になり、休日割引と同等の割引を受けられます。

時間内に3社の高速道路を利用すればどこで乗り降りしても適用されますし、距離も時間も関係なく適用されます。東京の練馬ICから青森ICまでの高速料金は通常片道14,620円ですが、深夜割引を利用すれば10,230円になります。

深夜割引対象の0時~4時までの間に少しでも高速道路に乗っていれば対象になりますので、例えば、3時50分に高速に乗って8時に降りたり、21時に乗って、0時10分に降りても対象です。21時に乗って8時に降りるなど、割引時間帯を完全に跨いでいる場合も対象になります。

下り渋滞のピークは5月3日

ゴールデンウィークの渋滞についても各社が予想を発表しています。首都圏では、下り渋滞のピークは5月3日(火)で、東北道羽生PA付近で6時から14時の間に最大約40km、中央道相模湖IC付近で5時から15時の間に最大約40kmの渋滞が予測されています。それ以外の地域でも午前中は各地で数十km前後の渋滞が発生する見込みです。

上りの渋滞のピークは、5月5日(木)で午前中から深夜にかけて激しい渋滞を予想。東北道は上河内SA付近で14時~22時の間に最大約45km、同加須IC付近では15時~22時の間に最大約40kmの渋滞。関越道は、高坂SA付近で14時~22時の間に最大約40km、東名は綾瀬スマートIC付近で10時~翌2時まで最大約35km、中央道は小仏トンネル付近で、8時~翌1時までに最大約30kmなどが予想され、それ以外の道路でも混雑が予想されています。

上りは渋滞が深夜に渡って続く可能性が高いですが、深夜割引も視野に入れながら余裕を持ったスケジュールで運転をしたいところです。