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年末年始の高速道路、渋滞のピークはいつ? 休日割引は無し

いよいよ2022年も終わりが近づいてきました。今年は3年振りに新型コロナによる行動制限のない年末年始となりますが、年末年始の混雑状況は気になるところです。NEXCO東日本など高速道路各社は、年末年始の渋滞状況を発表しています。

年末年始の渋滞は12月28日から始まりますが、下りのピークは東北道や関越道などNEXCO東日本管内では1月2日、東名や中央道などNEXCO中日本管内では、12月29日、30日がピークと予測されています。上りはともに1月2日、3日が最も混雑する予測です。

例年、1月2日は上下線の両方向で渋滞が多く、今年も多くの渋滞が発生します。上り方面はUターンラッシュ、下りも初売りや初詣など車での移動が活発になることから多くの車で混雑する見込みです。NEXCO東日本では、混雑を避けるには、下り方面は夕方から夜、上りは午前中の利用がお勧めとしています。

2022年内の下り方面の混雑は12月28日から始まりますが、年内は12月30日が最も交通量が多い傾向。明けて2023年は1月2日が最も混雑する見込みです。上り方面は1月2日、3日に最も混雑する見込みとなっています。

具体的には、関東付近の下りは、28日は東名綾瀬SIC付近で5時~20時頃まで最大約20km、29日は東名秦野中井IC付近で6時~19時頃まで最大約45km、東名綾瀬SIC付近で5時~10時まで最大約20km、関越道高坂SA付近で6時~11時まで最大約20km。

30日は東名秦野中井IC付近で6時~18時まで最大約35km、関越道高坂SA付近で6時~12時まで最大約20km。31日は東名綾製SIC付近で8時~17時まで最大約20kmと予測されています。

年明けの1月2日は、東名綾瀬SIC付近で7時~18時まで最大約20km、東北道羽生PA付近で8時~14時まで最大約25km等が予測されています。

上り方面は、2日は東名綾瀬SIC付近で10時~翌3時まで最大約35km、関越道高坂SA付近で11時~23時まで最大約30km、中央道小仏トンネル付近で10時~22時まで最大25km。

3日は東名綾瀬SIC付近で9時~23時まで最大約55km、関越道高坂SA付近で13時~22時まで最大約30km、東北道加須IC付近で14時~21時まで最大約30km、J中央道小仏トンネル付近で9時~22時まで最大約20kmなど。2日、3日ともこれら以外にも10km以上かつ長時間に渡る渋滞が各地で予測されています。

また、名神高速道路などNEXCO西日本の管内でも渋滞回数は、下り線で12月29日~30日および1月2日、上り線では1月2日~3日に多く発生すると予測されています。特に1月2日は上りの名神高速大津IC付近で、10時~20時頃まで最大25kmなど、上り下り共に20km前後の渋滞が複数発生する見込みです。

年末年始は休日割引対象外

2022年からGWやお盆休みなどの繁忙期は、高速道路の「ETC休日割引」が対象外となりました。休日割引は、ETC搭載車を対象として、祝日・休日の0時から24時の24時間、都市部など一部を除いた通行料金を3割引するというもので、例年は繁忙期でも割引対象でした。

ここ数年は、コロナ禍では密を避けるために休日割引自体がが停止されることが多かったのですが、今年から国土交通省の依頼により、渋滞緩和を目的として、繁忙期の休日割引は永続的に適用が除外されることになりました。

これにより、年末年始の12月31日(土)、1月1日(日)、2日(月)、3日(火)は、休日割引の適用外となります。ただし、午前0時から午前4時までの間に対象の高速道路を利用すると、通行料金が3割引になる「深夜割引」は年末年始期間も利用可能です。