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高速道路120km制限、岩槻IC~佐野藤岡ICで解禁

10月12日10時から、東北自動車道 岩槻IC付近~佐野藤岡IC付近の最高速度規制が時速120kmへ引き上げられます。区間は、埼玉県、群馬県、栃木県をまたがる岩槻ICから佐野藤岡ICまでの約41kmです。

高速道路の最高速度規制の引き上げについては、2019年3月に東北自動車道の花巻南IC~盛岡南IC間(約27km)、新東名高速の新静岡IC~森掛川IC間(約50km)で時速120kmへ引き上げられたほか、2020年12月には新東名御殿場JCT~浜松いなさJCTの全線が6車線かされると同時に最高速度が時速120kmへ引き上げられています。

速度規制の引き上げは、これまで試験的に導入された路線において、規制速度を上げても極端な事故率の上昇などが見られなかったことから、順次正式に運用が開始されているものです。現在は千葉県の東関東道四街道IC付近~成田JCTで時速110kmの試験運用がされており、常磐自動車道の柏IC~水戸ICまでの区間でも最高速度の引き上げが検討されています。

なお、最高速度が時速120kmに引き上げられるのは、最高速度が時速100kmとなっている下記の車両です。

  • 大型乗用自動車
  • 中型乗用自動車
  • 特定中型貨物自動車を除く中型貨物自動車
  • 準中型自動車
  • 普通自動車
  • 大型自動二輪車
  • 総排気量125cc(定格出力1kW)を超える普通自動二輪車
  • 緊急自動車

最高速度が時速80kmとなっている下記の車両は従来通り変更ありません。

  • 大型貨物自動車
  • 特定中型貨物自動車
  • トレーラー(けん引装置・構造を有する自動車で、被けん引車をけん引しているもの)
  • 大型特殊自動車
  • 三輪の自動車

なお、最高速度は120kmになっても、120kmで走行しなければいけないという義務はありません。周囲の状況を確認しながら安全運転を心がけましょう。