いつモノコト

奥行きハーフ、オルファのスリムなカッターマット

模型制作などの趣味に使っていたカッターマットの表面が荒れてきたので新しいものを探していたところ、奥行きが半分で狭い机に最適なオルファ製「カッターマット A3 ハーフ」を見つけたので買ってみました。ヨドバシカメラで735円でした。

パソコンのモニターやキーボードを置いているデスクで、そのまま模型製作など趣味の工作をする人は多いのではないでしょうか。情報を調べたりPDFを表示したりと、製作途中でもパソコンを使えると何かと便利ですが、A4などのカッターマットをそのまま置けるほどの場所を用意できない場合もあります。

この製品はA3のハーフというサイズで、幅は450mmですが、奥行きが170mmになっています。幅はフルサイズのキーボードとほぼ同じですが、奥行きはスリムで、これぐらいのスペースなら用意できる、というケースは多いのではないでしょうか。

両面仕様で裏はブラウンです
A4サイズのカッターマット(上)との比較。オルファのカッターマットは表面に1cm刻みのグリッド、端に5mm単位の目盛りが描かれています

プラモデルなど小さなゴミが飛ぶ可能性のある作業は、キーボードにカバーをするなどの工夫がいると思いますが、キーボードを近くに置いて作業できるのは便利です。模型製作でなくても、ちょっと事務作業でカッターを使うとかの場面で、キーボード1つ分ぐらいのスペースを空ければ、すぐに作業ができることになります。

色は表面がソフトグレー、裏はブラウンで、どちらもカッターマットとして使える両面仕様です。私は片方をカッターマットとして使わずきれいな面として残しておき、何かの申請書類といった紙に手書きする際の下敷きとして使っています。

注意点としては、アルコールやシンナー系の溶剤で拭くと、変形やグリッドの印刷が消える可能性があります。模型作業の場合、塗料を使う作業には向きません。また耐熱ではないので、はんだ付け作業にも不向きです。熱したはんだが落ちると、熱で溶けてへこみができます。はんだ付けは耐熱マットを使用しましょう。

カッターの刃にやさしいソフトな刃当たりは、オルファ製なので安心です。カッターを使う作業でなくても、工具を気兼ねなく置けるので、机が傷つくのを防げます。マットの上がざっくりと“作業エリア”という感覚になるので、整理する上でも便利です。大型の作業には向きませんが、プラモデルや小さなラジコン、事務作業など、幅広く便利に使えます。

太田 亮三