いつモノコト

「ソーダストリーム」を1年使った。炭酸水メーカーの使い勝手やコストは?

「ソーダストリーム」を導入する前は、コンビニやスーパーで炭酸水を買っていたんですよね。主に割り材用なのですが、消費量が半端ない。持ち帰る時は重いし、ゴミ出しも面倒です。宅配で24本ケースを頼んでいた時期もあるのですが、今度は保管場所に困る。そんなわけで、炭酸水メーカーを購入して約1年、使い勝手やランニングコストについてお伝えしたいと思います。

実質2択の炭酸水メーカー

炭酸水メーカーには、小分けで使い切りのカードリッジ式か、大きいボンベのシリンダー式の2種類があります。カードリッジ式は手軽だけど、炭酸が弱めで1Lあたりも割高。シリンダー式は多少かさばるものの、1本で約60Lの強炭酸水が作れる。

コスト面からカードリッジ式は選択肢から外れました。シリンダー式で検討すると、ブランド名で「ソーダストリーム」か「ドリンクメイト」の2択になるんですよね。電動式やら炭酸濃度の調整可能などの機能差により、10,000円から30,000円の価格幅です。

初期コストは抑えたいので最安値狙い。結果、ソーダストリームの「Genesis v3 スターターキット」(9,900円)を購入しました。ワンプッシュで強炭酸水がすぐできて気に入っています。弱点は水のみの対応で、ジュースなどに炭酸を注入できないこと。しかし、ハイボール目的の筆者には問題ありません。なお、ドリンクメイトはいろいろな飲料に炭酸を直接注入できるのが売りです。

ソーダストリーム Genesis v3 スターターキット(シリンダーは装着済み)

ガスシリンダーの取り付けは2カ月に1回程度

Genesis v3の本体は、ガスシリンダーの取り付け口と噴出口のみの単純な構造。本体上部のボタンを押すと、ガスシリンダーが解放されて二酸化炭素が噴射される仕組みです。ガスシリンダーのサイズは、縦約36cm、直径約7cmです。これ1本で約60Lの炭酸水が作れます。1日1Lとして、準備は2カ月に1回程度ですね。

ソーダストリーム用のガスシリンダー(60L)。縦約36cm、直径約7cm
本体後ろのボタンを押しながら引き上げる
本体上部。ここにガスシリンダーを取り付ける
ガスシリンダー上部。ねじ式で本体に取り付ける
ガスシリンダー取り付け後に本体に戻す

ほぼ日課の炭酸水作り

専用ボトルの上限以下まで水道水を入れます。オーバーすると炭酸の注入中にあふれるので注意です。ボトルを本体にねじってしっかりと装着。上位モデルは自動で装着できるみたいですが羨ましくはありません。本体上部のボタンを押すと、2~3秒で炭酸水のできあがりです。プシューっとガスが抜ける音がするのが目安になります。専用ボトルを取り外す際、手前に傾けると余剰のガスを抜くことができます。

ほぼ日課になっていますが、水を入れる→専用ボトルをセット→炭酸注入までの流れで30秒もかかりません。なお、水道水とミネラルウォーターに味の差はほとんどないので、水道水一択です。

専用ボトルの上限以下まで水を入れる
本体に装着する
プッシューと音がするまで、本体上部のボタンを押す(2~3秒)
専用ボトルを取り外す前に、手前に傾けて余剰のガスを抜く

気になるランニングコストは?

1年使った現時点で、ガスシリンダーは5本目で、1本あたり60Lを下回ることはありません。1Lの専用ボトルで61~62本は作れています。となると、ガスシリンダーをいかに安く手に入れるかが肝ですが、ガスシリンダーは交換方式で、基本的にソーダストリームの専用ページから購入することになります。不要になった時は、ソーダストリームに連絡して引き取ってもらいます。

Genesis v3 スターターキットに付属するガスシリンダーを交換すればいいかと思いきや、交換用のガスシリンダーは、2,160円+送料500円で、合計2,650円。代引き限定なのも使い勝手が悪い。

そこで12,960円の「お得便2本×3回分」を検討。送料無料でクレジットカード払いも可能。よさそうですが、手元にガスシリンダーは1本しかない。急いで新規購入用のガスシリンダー(3,703円)を追加しました。

ソーダストリームのガスシリンダー購入ページ。新規にガスシリンダーを購入する場合は「ソーダストリーム ガスシリンダー(新規購入用) 60L」を選ぶ。「ソーダストリーム ガスシリンダー(交換用) 60L」のみの注文では、送料500円がかかる
「お得便2本×3回分」(12,960円)は、代引手数料・送料の2,490円分が節約できる。2年以内の任意のタイミングで、ガスシリンダーを2本ずつ交換可能

ここまでにかかったコストは、Genesis v3 スターターキット(9,900円)とガスシリンダー(新規購入用) 60L(3,703円)、お得便2本×3回分(12,960円)で、合計26,563円。ガスシリンダー8本で480L、1Lあたり約55円(水道代除く)となりました。運搬やゴミ出しの手間が省けて、この値段なら納得できます。

使用頻度によりますが、ガスシリンダー2本で4カ月以上はもつので、「お得便2本×3回分」は約1年分ですね。年払いで12,960円なら、月額1,080円の炭酸水サブスクと考えてもいいのではないでしょうか。

伊井タカシマ