いつモノコト

「郵送」で運転免許証の有効期間を延長した

今年4月、運転免許証の更新を迎えた。しかし、新型コロナウイルスの影響で外出自粛に続き、緊急事態宣言が発令。不要不急の外出とあって、なかなか更新に行けずにいた。

そして4月15日には免許更新センターと警察署での更新手続きが休止。筆者の免許の更新期限は5月10日だったため、それ以降免許証を使い続けるためには、有効期限の延長手続きが必要になる。

この延長手続きは、免許センターや警察署に赴き窓口で行なえる。さらに4月8日からは、郵送での受付も開始された。窓口での手続きについては、別の記事で紹介しているが、外出を避けるという意味では郵送のほうがより良いはず。筆者は郵送で有効期限の延長手続きを行なうこととした。

運転免許証の有効期間を延長してきた

郵送更新手続きに必要なもの

郵送での申請に必要なものは以下の通り。

・更新手続開始申請書・郵送依頼書(PDF)
・運転免許証の表面・裏面の写し(コピー)
・更新連絡はがきの写し
・返信用封筒
・切手

更新手続開始申請書・郵送依頼書はPDFが公開されているので、ダウンロードして記入する。

切手は、本人限定受取郵便(配達証明)による返信を希望の場合は「944円分」、書留郵便(配達証明)の場合は「839円分」、普通郵便では「84円分」を同封する。

注意したいのは、次の更新を行なう場所をこの時点で決める必要があること。東京の場合は、府中や鮫洲、江東の試験場や新宿免許センター、12警察署から選べるが、その後更新する場合も、かならず今回指定した場所で行なう必要がある。

記入自体は負担ではないが、はがきの写しや免許証のコピー、切手や封筒がなければ買いに行く必要があるなど、それなりに手間はかかる。筆者の場合は、普通郵便での返信を選んだが、切手が168円(発送用と返信用で84円×2)、コピー 3枚(免許証の裏表と更新手続開始申請書の印刷)で30円、ついでに封筒も購入など地味に費用も発生した。

郵送方式のため、人との接触は避けられるのはメリットだが、警察署や免許センターが近所にある場合は、直接窓口にいったほうが手っ取り早いとは感じる。

書類を準備・記入し、4月24日に投函。ゴールデンウィーク中の5月2日に届いた。営業日を考えれば1週間弱で届いたこととなる。

郵送での期限延長が完了

書類を準備・記入し、4月24日に投函。ゴールデンウィーク中の5月2日に届いた。営業日を考えれば1週間弱で届いたこととなる。

封筒の中には、免許証の背面備考欄に貼り付ける期間延長を示す紙と、その貼付方法や内容を説明した紙が同封されている。

期間延長の紙はのりしろを剥がして、免許証に貼り付ける。筆者の免許証の備考欄は住所変更後の住所が記されているが、めくると読めるように上部だけを糊付けする形となっている。

これで、ひとまず延長が完了。やや準備に手間と時間がかかるものの、遠くまで外出せずに有効期限の延長が行なえる。いずれにしろ数カ月以内に更新手続きが必要になるが、不要不急の外出を避けるため、更新時期が迫っている人は早めの手続きを意識しておきたい。

臼田勤哉